アラゴン旅行記

2011年にスペインへ行かれた東京教室卒業生MMさんの「アラゴン旅行記」をお届けします。

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  2年ぶりにスペインに行きました。
 今回は緑と黒のパテルナタイルがもう1度見たくて、
 アラゴン地方とバレンシア地方を中心にまわりました。


ホテル外観


★アラゴンのホテル

 組タイルや陶器がふんだんにあると聞き泊まったホテルです。このホテルは12世紀、当時のアラゴン王アルフォンソ1世が城兼修道院として建設したもので、その後スペイン最古のカラトラバ騎士団に与えられたものだそうです。
 タイルや陶器は確かにたくさんありましたが、妙に新しくぴかぴかしていて、古い感じが好きな私にはあまり・・・ でもデザインはタイル制作の参考になりそうでした。

 

★ホテルの部屋

 このホテルには色々なタイプの部屋があったのですが、私は【屋根裏部屋】を予約しました。天井が斜めになっているのがわかりますか?

 

★アラゴン壁画

 アラゴン地方の重要文化財に指定された城の中にある壁画です。保存状態がとてもよく色もはっきりしていました。これをソカラトタイルで作ったらどうかな? などと思いながら見学しました。後日、別の街でこの壁画をモチーフにした、白・青の組タイルを見かけました。

 

★壁画モチーフタイル

 上記「別の街で発見した白・青の組タイル」です。すぐ上の壁画写真と比べてみてください。壁画はたくさんありましたが、私もこの絵が一番気に入りました。

 この「バレンシア入城」の絵は13-14世紀の作品で、有名なものらしいです。黄色と赤の縞模様はアラゴン王家の旗印で、すでに城の塔の上にはためいています。

 

★城外観

 上記の壁画がある城の外観です。

 

★ソカラトビル

 「ソカラトビル」とは私が命名しました!? バレンシア地方の町で撮影したものです。ソカラトは天井の梁と梁の間を埋めるためのタイルだと教室で教えていただきましたが、これは外壁についていました。

 1階が商店のビルですが、2階部分には額縁のようにソカラトタイルが並んでいます。よく見ると中央に正方形の紋章をデザインしたソカラトタイルがあります。
 3階から11階までは住居のようで、各階 大きな組タイルのソカラトが3枚ずつあります。大通りに面している壁は船関係の絵で全て柄が違います。側面を見ると動物の絵、後ろの面は人間?の絵。これも全て柄が違うんです。1枚ずつ写真を撮ろうと思ったのですが、メンテナンスが悪いのか結構ビルが汚れているうえ、上の階は遠くてズームにしてもはっきり撮れず残念でした。

 


紋章タイルの部分

 

★街並み

 ソカラトビルのある町の風景。私の目的はお城を見に行くことでしたが、うれしい収穫(ソカラトビル)がありました。

ソカラトタイルの説明はこちら

 

★パエリア

 今回の旅行では、パエリアを8回も食べました。油っぽいものや塩分の濃いものなどもかなりありました。これは味はいま一つだったのですが、最高のロケーションでした。足元に地中海を見ながら食べるパエリア、とてもよかったですよ。

 

   MM  タイル絵付け歴 約7年