2015.5月 スペイン旅行記

第1回 プラセンシアのホテルと宮殿、街の風景

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プラセンシア

 スペイン中西部、エストレマドゥラ地方の人口4万人の街です。
 この街を訪れた目的は2つあり、
 1つはタイルを使った食堂があるホテルに宿泊すること、
  もう1つはタイルを使った宮殿を見ることでした。

プラセンシアのホテル

食堂のタイルが美しいというホテルに泊まりました。
このホテルは15世紀の修道院で、1990年まで
実際に修道院として使用されていたとのことです。


ホテルの入り口 


ホテルの案内表示がすべてタラベラ・デ・ラ・レイナのタイルでした。
この写真の【REFECTORIO】とは、修道院の食堂を意味します。実際はレストランでした。
他の表示もこのように修道院の表現が多かったです。
働く人々の絵タイルもいくつかありました。


同じくタラベラのタイルで、トイレの表示です。 


食堂の写真です。
壁の3面が青&緑の組タイルで装飾されています。
とっても美しいです。

壁にそって高めの青の椅子があります。
実際修道士の方々が使用されていたようです。
タイルの色と統一されています。

こちらのタイル、近くで見るとあまり修復されていないようです。
それが逆に歴史を感じさせて、とても良い雰囲気を保っていると思います。
組タイルの上には等間隔で小さいタイルがあります。
アップで見ると素地がすごく厚いのがわかります。  

この食堂のタイルは事前の情報ではタラベラ産と聞いていたのですが、
「エル・プエンテ・デル・アルソビスボ」のものとのこと。
前回のスペイン旅行で行った場所なので感慨深いものがありました。

 

エストレマドゥラ地方のお菓子を1つ紹介します。

右のお菓子が花型にパイ生地をつけて、
油で揚げて砂糖をまぶしたもの。
見た目もきれいですし、軽くてとても美味しかったです。

 

プラセンシアの宮殿


宮殿の入り口です。

 


入り口を入るとすぐパティオがありました。


階段の壁にクエンカタイルがいっぱいありました。

 


階段のアップ写真です。

 

上に昇ると大広間があり、壁に茶色のタイルと絵タイルが
アクセント的に入っていました。
広間の中に小さい祭壇のようなものがあり、
そこもタイルがたくさんありました。

 


壁のアップ写真です。


大広間の祭壇です。


長方形の礼拝室です。
ここの部屋の床全て!がクエンカタイル。
今まで、床の一部がクエンカタイルというお部屋は
見たことがありますが、全てというのは初めてで
見たときはびっくりしました。

壁の部分も下から50センチ程が
やはり同じくクエンカタイル。
そして、祭壇もクエンカ。

少し汚れている感じですが、歴史が感じられ
これがきれいだったときはさぞかし煌びやかな部屋で
毎日お祈りしていたのだろうと目に浮かびました。


床のアップ写真です。

 


祭壇です。


上の階に少し広いテラスがあり
そこに青の花柄が美しいベンチがありました。
これもクエンカタイルでした。

テラスの部分にはお花も植えられていました。
 実際にベンチに座ってみたかったのですが、
ロープが張られ中には入れませんでした。残念。

 

この宮殿の外観です。
15世紀に建てられたとのこと。
とても立派ですが、この外観からは
華やかなタイルがあるとは想像しにくいですね。

左上の柱が見えているところが
青のベンチがあったテラス部分です。

 

プラセンシアの街の風景

 プラセンシアの街の様子をご紹介します。

 

街には大きく立派なカテドラルがありました。


この地方はコウノトリが有名で
高い建物にはよく巣が作られています。 


街の通り名や広場名の表示のタイルは
すべてタラベラ産でした。

 
広場にある市庁舎です。普通の建物ですが、左上の鐘の部分をよく見てください。
アップにするとおじさん?がしがみついています。この方がこの街のシンボルのようです。


立派な城壁がありました。

城壁の一部にかなり強固な門があります。
この門をくぐると旧市街に入ります。

 

この地方は黒豚の生ハムが有名なので、
お店のウィンドウにも豚ちゃんが登場します。

豚の前のカードに【COMPRAME AQUI】と書いてあり、
思わず吹き出しそうに。

意味は【ここで私(豚)を買って!】。
お店の人のユーモアが感じられました。


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