スペインタイルアート工房 東京・大阪・宮城女川

スペインタイルギャラリー

2019年7月号

スペインタイルアート工房に通われる生徒さんの作品や、展覧会、イベント等の様子をこちらでご紹介します。
今回は東京教室の生徒さんの作品をご紹介します。バックナンバーはこちら

スペインのお城の風景水彩(マジョリカ)技法

[名前] K. Ochiai

[作品に関してコメント]
 光の差す方向・光の当たらない微妙な変化や、城壁、お城の数、お城の立体感を出すことに時間が掛かってしまい、最後のレンガについてはかなり細かいな〜と思いつつ、やってみると意外とそれほどでもなく達成感と共に楽しく出来ました。

[その他コメント]
 これぞ誰が見てもスペインでしょう、と思うものをやってみたいです。

つぼ水彩(マジョリカ)技法

[名前] E.Tomida

[作品に関してコメント]
 オリジナルデザインで水彩技法の花瓶を制作しました。デザイン探しや配色決めに苦労したので焼き上がりにドキドキでしたが、思った以上の仕上がりになり、この花瓶がお気に入りの作品になりました。

[その他コメント]
 自宅まわりをタイルで装飾したくて、初めて工房に訪れてから3年。のんびりペースで受講させていただいています。手先が不器用なので水彩技法の筆づかいが課題です。今やタイル制作の時間は自分を取り戻せる大切な時間になっています。

壁かけ時計クエルダセカ技法

[名前] S.Tanaka

[作品に関してコメント]
 海外赴任する友人が餞別としてピンク色の時計をリクエストしてくれたので、家にあった飾り皿のデザインを参考に図柄を描きました。先生からアドバイスをいただき、縁取り線の色を黒ではなく茶色にしたことで柔らかい印象に仕上がりました。贈る人の好みに沿った作品を作ることはとても面白く、その人の雰囲気や好きな色を使うことで、今までの自分からは出てこなかった色の組み合わせやデザイン発見することができました。慣れない外国でも、手作りの時計を見て明るい気持ちになってくれたらと思います。

[その他コメント]
 出来上がった作品を見る瞬間も嬉しいですが、絵付けをしているときの無心になる時間がとても好きです。忙しいことや煩わしいことを忘れて、ただ描くことだけの楽しさと遊ぶことはとても贅沢だなあと感じています。描いているうちに早く完成させたくてつい慌ててしまうのですが、一筆ずつ絵になっていく様子を、本当はもっとゆっくり見つめてみたいなと思います。まだ経験は浅いですが、少しずついろんな技法を覚えて、何かを描いて、できるだけ長く好きな時間の中にいられるようがんばります。

ブーケ 〜Blue〜水彩(マジョリカ)技法

[名前] A.Yamashita (タイルアートMomoRio)

[作品に関してコメント]
 青一色の卒業制作です。結婚式で使用されるブーケをモデルにしました。本物はバラがメインの色とりどりのお花を使ったブーケだったため、青一色だとどこで濃淡を付け、奥行きを出せばいいか苦労しました。バラを描き終えてからも空白が目立ったため、かすみ草をイメージしたお花を加えたり、一度焼いてからスポイトで青色を余白に乗せたりしながらバランスを整えました。とっくに枯れてしまい写真でしか残っていないブーケでしたが、このような形で蘇らせることができ嬉しく思っています。

色とりどりのクエンカタイルクエンカ技法

[名前] A.Yamashita (タイルアートMomoRio)

[作品に関してコメント]
 石膏型を作り、粘土を入れ取り出してから絵付けをした作品です。石膏を作ることが想像よりも大変だったこと、そして一つ一つの大きさが不揃いに仕上がってしまい、配置に手間取りましたが、飾ると映える作品に仕上がったので満足しています。せっかく石膏型を作ったので、違う色味でも作ってみたいと思います。

[その他コメント]
 念願の窯を購入し、自宅でタイル制作をしたりレッスンができる環境がようやく整いました。
みなさんの作品を見ることが大好きだったため、卒業してからは工房に行く頻度が減ってしまい残念に感じておりますが、これからも通わせて頂き技術を磨いていきたいと思っています。
 ゆっくりな更新になりますが、SNSも始めました。もしよければご覧ください。「タイルアートMomoRio