おながわ教室便り
宮城県女川町の女川教室より 工房や街のことなど、女川情報を隔月でお届けします。バックナンバーはこちら
【2023年6月号】
東北地方も梅雨に入り、大雨で肌寒い日もあれば急に気温が上がったりと変化が激しいこの頃。天気の良い日は観光客や家族連れで賑わっています。花や植物が美しいこの季節に、女川駅周辺をお花で彩る取り組みが行われました。
(女川教室 阿部由妃乃)
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6月初めの良く晴れた日、駅前エリアをお花で彩る「笑顔いっぱい・花いっぱいプロジェクト」の花植え作業がありました。
震災後からご支援いただいている「フェリシモ(https://www.felissimo.co.jp/)」さんの、被災地に花を植える「東北花咲かお母さんプロジェクト基金」のもと、街を花でいっぱいにして訪れた人を笑顔にしよう☆
というもので今回が初めての試みです。
当日は、主催の女川町商工会女性部のほかプロジェクトに参加される事業所や、障がい者就労支援施設の皆さんも参加され総勢40人での作業。
230個のプランターに1000株を超える数のお花の苗が植えられました。
植えられたのは、夏の暑さに強く色鮮やかな黄色やオレンジ色の「マリーゴールド」、夏の暑い時期に涼しげに風に揺れる「ブルーサルビア」など。
プランターは駅前商店街のお店や事業所へ届けられました。
お花を届けると皆さん喜んでくれて『店先が華やかになって自然と笑顔になるわ~』とおっしゃられる方もいました。やはりお花のパワーは凄いですね。自然と笑顔がこぼれ心が和みます。
「まちなか交流館」前にもたくさん並びました。
ここは震災や復興状況のパネル展示がある他、大きなホールがあるので私たちも団体ワークショップの時はお世話になっています。
「蒲鉾本舗 高政」様の店先には去年設置したメモリアルタイルがあり、今回お花でさらに彩りが増えて嬉しくなります。
写真を撮ったこの日はちょうど梅雨の晴れ間。澄んだ青空にレンガ道の青々とした木々~そして奥に見える海がとてもきれいな日でした。
お客さんからも『きれいな街ですね』『癒される~』と言っていただくことが多いのです。今回のお花も訪れた方々の笑顔に繋がれば嬉しいなぁと思います。