スペインタイルアート工房 東京・大阪・宮城女川

スペイン製タイルの施工上の留意点

スペイン製タイルは日本製のタイルと比べて吸水率が高いタイルです。屋外の施工については以下に注意する必要があります。ご不明な点は施工業者の方等にご相談することをお勧めします。施工業者の方々はご存じのことと思いますが念のため明記しておきます。

*両面テープやビス止めも可能です。ページ下「その他施工方法 」をご覧ください。

当工房のタイルを屋外で使用する場合は「表札」「看板」「絵タイル」をお使いください。
これらのタイルは当工房にて撥水加工済みです。ただし木製フレームに加工したものは、木が湿気を吸い腐食するため外部に置くことはお勧めしません。ご質問は E-mail 、または東京教室 03-3292-0581までお問い合わせください。

  1. 施工面の清掃と乾燥状態の確認
    タイルを貼る場所(下地)の清掃を十分に行って下さい。 下地にホコリ等がついていると剥離の原因となります。特にコンクリートやブロックについているセメント成分から出る白い粉は、水でしっかりと洗い流す等してください。施工は下地が乾燥してから行ってください。下地が湿っていると剥離の原因になります。雨天の日や雨天の翌日、雨が降りそうな日は施工を避けて下さい。また、下地はコンクリートやブロック、石、ガラス、金属、木等、どれでも可能ですが、下地の表面にペンキや吹き付けが施工してある上に貼ると、ペンキや吹き付けがはがれると同時にタイルが落下する可能性がありますので避けてください。そういった場合はタイルに穴をあけてのビス止め(このページの下にご案内あり)や、フレームに入れてフレームを壁とビス止めするなどをご検討下さい。
  2. 接着剤について
    壁面の素材を確認して、タイル(陶磁器)と接着できる強力接着剤を使用してください。
  3. 貼る時のアドバイス
    接着剤はタイルの裏面と、下地側にも付けて下さい。多量に接着剤を塗布しすぎると、タイルがだれてずり落ちるようになります。接着後タイルをテープ類で固定し、完全に貼り付いてから丁寧に剥がします。
  4. 凍害について
    寒冷地での外部施工に関しては施工業者にご相談下さい。撥水加工したタイルでも凍害によってタイルに亀裂が入ることもあります。尚、鉄フレームに接着したタイルを吊り下げる場合は問題ありません。タイルが水分を吸わないように全面を釉薬(うわぐすり)でコーティング加工することも可能です。(追加料金880円〜 (税抜800円〜)

その他施工方法

  1. 両面テープ
    タイルの大きさやタイルを貼付ける壁面の素材によっては、屋外用の強力両面テープでも十分貼付けられる場合がございます。ご相談下さい。主にマンションの表札等、雨風がかからない場所に貼付ける場合に可能です。貼付ける前に上記「1 施工面の清掃と乾燥状態の確認」に沿って、清掃をしてください。
  2. ビス止め
    表札をビス止めする場合等はタイルに穴(4ミリ)をあけることも出来ます。通常四つの角から8~10mmの位置に穴を開けます。割れ物ですのでビスの締め付けは電動ではなく、手作業でしてください。穴あけは追加料金(550円~ (税抜500円))がかかりますが必要な場合はご相談下さい。

ご参考:タイルへの穴あけ

ご参考:穴にビスを入れた様子