2024.10月 スペイン北部への旅
第10回 ブラガ(ポルトガル) 前編
ブラガ(ポルトガル) (Braga)
ポルトから北へ約50キロ余り、人口約20万人の街。
ポルトからバスで約45分でした。
『リスボンは楽しみ、コインブラは学び、ポルトは働き、そしてブラガは祈る』と言われている通り、ブラガには教会が80以上あります。教会以外の古い建築物なども多数あり、とても全部見ることは不可能でした。
コインブラス礼拝堂 (Capela dos Coimbras)
コインブラス家の付属礼拝堂として16世紀に建てられました。
内部にはアダムとイブを描いたアズレージョがあります。




ライオ宮殿 (Palácio do Raio)
18世紀のロココ風邸宅。濃い青が印象的な正面ファサードは、遠くから見てもととても目立ちました。

バルコニーまで青で塗られ、まさしく「青の館」といった雰囲気。








中のアズレージョがとても薄い水色で描かれて、かなり近づかないと絵柄が確認できませんでした。







テルセイロス教会 (Igreja dos Terceiros)
18世紀に建てられた教会。内部のアズレージョが鮮やかと聞き楽しみにしていたのですが、閉まっていて見学できませんでした。

正面の壁には珍しい黄色のアズレージョがありました

ノゲイラ・ダ・シルバ美術館 (Museu Nogueira da Silva)
市内中心部の通り沿いに位置し、フランス式庭園とアズレージョが美しいと聞いて訪問しました。ポルトガル絵画等が展示されている美術館は見学できず、庭園だけ見学可能でした。建物の入口を見てどこに庭園があるのかなと思いましたが、建物の奥に外観からはわからない広い庭園がありました。

建物を抜けると広場のような場所に、新しそうな鮮やかなタイル画がありました。




広場の奥にフランス式庭園があり、彫像や花壇などもありましたが アズレージョが見当たりません。



更に進むと奥に大きな石の彫刻があり、それを通りすぎるとありました、彫刻の裏にアズレージョが!
予想外の場所でした。アズレージョが見当たらないので引き返す所でした。



さらに奥の石のベンチの側面等にもアズレージョがありましたが、かなり傷んでいました。


その後、周りを散策するとあちこちでアズレージョが見られました。



こちらは中心部分の絵よりも周りの外枠の方が大きく、とても細かくて素敵でした。





ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域 (Bom Jesus do Monte)
ボン・ジェズスはブラガ郊外6キロの標高約400mの斜面にあります。2019年に世界遺産に登録されました。
丘の上の18世紀の教会まで、壮大華麗な階段が600段近く続きます。信心深い信者の方は、この階段を祈りながら膝で昇るそうです。信じられません。私は教会までケーブルカーで昇り、下りは実際に歩いてみました。



サメイロの聖域 (Santuário do Sameiro)
サメイロの19世紀の教会は、ブラガ郊外4キロの標高約350mの丘の頂上にあります。丘からはブラガの街が一望できました。

教会の地下室には沢山の人を収容するための大きな空間があり、その壁に大型のタイル画が並んでいました。全て違う絵柄でした。



この形のタイル画は中央の絵が立体になっていて、周りの枠のパステルカラーのデザインがかわいらしい感じでした。









こちらは教会とは別の、お土産等が売られている建物。
外回りのタイルがとても綺麗でした。






