おながわ教室便り
宮城県女川町の女川教室より 工房や街のことなど、女川情報を隔月でお届けします。バックナンバーはこちら
【2019年8月号】
東北でも梅雨が明け、夜も寝苦しいくらいのムシムシと暑い日が続いています。
夏休みに入り、商店街には家族連れのお客様が目立ってきました。今月号では女川町の今の様子と、イベント情報をお届けします。（女川教室 阿部由妃乃）バックナンバーはこちら
こちらの写真は、病院がある高台からの風景です。鉄骨が建っているところが「おんまえや」という地元のスーパーになります。ここ周辺は商業地帯で、これから徐々にお店や事業所が建っていきます。
役場庁舎のすぐ側の高台には小中一貫校が建設中です。震災前は小学校が３校、中学校が２校ありましたが、生徒数が減ったことなどから新しく町の中心部に移ります。来年の２学期から新校舎に移るそうです。
また、今は夏休みシーズンということもあり、女川駅前周辺ではイベントが盛りだくさん。
7月28日には「獅子振り披露会」がありました。女川町では獅子舞のことを「獅子振り」と呼び、悪魔払いと大漁祈願、家内安全を願ってお正月に獅子が家を回ります。
この日は30度を超える蒸し暑～い日でしたが、町内の各地区の獅子が集まり、多くの町民で賑わいました。小さい子が泣き出すほど、間近で見る獅子の躍動感はすごかったです！
震災前には「みなと祭り」というお祭りがあり、各地区の獅子が船に乗って舞う「海上獅子舞」が見どころの１つでした。（大漁旗で埋もれていますが、船の先端に獅子がいますよ～）残念ながらこの「みなと祭り」は、岸壁整備の関係で震災後まだ開催されていません。復活が楽しみです。
そしてその日の午後、商店街にはお猿さんがやって来ました！ じりじりと熱い太陽が照り付ける中、お猿さんのパフォーマンスがスタート。神戸モンキーズ劇場からやってこられたコンビ「四季（フォーシーズンズ）」の公演です。
9月29日には毎年県外からも多くのお客さんで賑わう「おながわ秋刀魚収獲祭」があります。秋刀魚の炭火焼きやすり身汁が無料で振る舞われ、つかみ取りや格安販売もありますよ。去年はあいにくの雨だったので、今年は晴れますように…！
「おながわ秋刀魚収獲祭」の様子は、10月号でお届けいたします。ぜひお出かけくださいませ～！
