スペインタイルアート工房 東京・大阪・宮城女川

おながわ教室便り

宮城県女川町の女川教室より 工房や街のことなど、女川情報を隔月でお届けします。バックナンバーはこちら

【2020年8月号】
女川町はジメジメした日が続いていますが、そろそろ梅雨明けしそうな空模様。 商店街にはすっかり人出が戻り、7月の4連休には沢山のお客様が見られました。(女川教室・阿部鳴美) バックナンバーはこちら

 連休前の7月22日、隣町の石巻市鮎川に新しい観光施設がオープンしました。「おしかホエールランド」震災後9年ぶりの営業再開です。

 牡鹿半島の先端に位置する鮎川へは、女川から車でコバルトラインを通って45分。 クジラの生態や特徴、牡鹿半島の鯨文化を楽しく学ぶことができる施設です。 津波で被災した震災前の施設にあった全長16メートルのマッコウクジラの骨格標本は、海水で変色してしまいましたが、専門家によって復元され再び展示されています。早速、我が家のちびっこと一緒に遊びに行ってきましたよ~。

 入り口にあるのは、国内最大級の「マッコウクジラ」の骨格標本。16.9メートルもあるそうです。

 こちらはクジラの泳ぐ姿が見られるシアタールーム。海の中で一緒に泳いでいる気分。

 子どもたち向けにワークショップも開催されています。シルクスクリーンプリントでバック作りを楽しんできましたよ~♬

 ■ホエールタウンおしか https://oshika.miyagi.jp/

 石巻市鮎川浜は、捕鯨基地として栄えてきた「クジラのまち」。女川町もかつて70年ほど前のピーク時には年間200~300頭近く水揚げされ、2000人ほどが捕鯨関係に従事していたとか。豚肉や牛肉よりも食べられていた時代があったといいます。商業捕鯨撤退後は鯨産業も衰退し、現在は調査捕鯨で捕獲したミンククジラの町民頒布が1年に1回ある程度で、町民は年末の頒布をとても楽しみにしています。
 施設には鯨料理を出す飲食店や、鯨の歯を使った工芸品のお店もあり、震災後人口が激減した街に観光客を呼ぶ施設として期待されています。

 そして建設中の小中一貫校は完成し、2学期からの開校に向けて準備中です。
 夏休み明けの8月23日が始業式と開校式。
 場所は町の中心部、駅や商店街のすぐそばなので、今まで以上に元気な子供達を見られそうで楽しみです。

 工事は最後の追い込み中で近づけないので遠くから~

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