2019.4〜5月 スペイン・ポルトガル タイル巡り
第3回 セビリア後編
サンタ・アナ教会 (Real Parroquia de Señora Santa Ana)
セビリアの有名なカテドラルやアルカサルがある場所の、川を渡って反対側にあるタイルが美しい教会です。
この周辺はトリアナ地区といって、昔陶工が多く住んだ場所でした。現在でもいくつもの陶器店があります。
橋を渡った先がトリアナ地区です。
この橋をモチーフとしたタイル画を過去に絵付けしました。
サリナス家の宮殿(Casa de Salinas)
16世紀の宮殿です。
中庭を囲む廊下にクエンカタイル。古い建物は大体同じ構造です。以前ご紹介したレブリハ宮殿と似ています。
ここには今まで見たことがないデザインのクエンカタイルがいくつもありました。郵便マーク(〒)?とホタテ貝は初めて見ました。
上部には彫り込んだレリーフタイルのような白いタイルがあります。
サン・アントニオ・アバド教会(Iglesia de San Antonio Abad)
この教会は地元の人々が中庭に赤い蝋燭を灯して、熱心にお祈りしている姿が見られます。
サンタ・イネス修道院(Convento de Santa Ines)
一部の修道院では、お菓子を作って販売しています。 昔ながらのレシピで無添加なのでおすすめです。
購入方法は非対面式。回転扉の近くにお菓子の品名と値段が書いた紙があるので
それを見て買いたい物を決め、回転扉の近くのベルを鳴らして修道女さんからの声かけを待ちます。
欲しいお菓子の名前と数を伝え、回転扉にお金を置いて扉を回します。
ふたたび回転扉が回り、お菓子を受け取って購入終了です。
最近ではお菓子の写真や個数、グラム数が表示されているところもあります。
それがない場合は、必ず販売単位を確認してください。
以前、別の修道院でこの方法でお菓子を購入したことがあります。
個数やグラム表示が見当たらなかったので、1番安い品物(確かマドレーヌ:3€)を注文しました。
その時、扉の奥でドサッという重そうな音がしてイヤな予感がしました…
出てきたのは、マドレーヌが何と12個。
その後毎日のおやつがマドレーヌになったことは言うまでもありません。
ホテル
今回セビリアでは2泊して、1泊ずつ別のホテルに宿泊しました。
<1泊目のホテル>
ホテルのレストランにあったクエルダセカタイル。
とても華やかでした。
中央はエレガントなクエンカタイルの中に正方形のクエルダセカタイルが組み込まれています。組み合わせ方もとても参考になります。
周りが光沢のある赤系の色を使用しています。
<2泊目のホテル>
廊下には深緑色の落ち着いたタイルがありました。
1階からの階段壁面部分のタイルが金色でとても豪華な感じでした。よく見ると上下のタイルのデザインが廊下の深緑色と同じでした。色が違うだけでかなり雰囲気が変わります。
レストラン
私はセビリアにお気に入りのバル・レストランがあり、いつも1回はそこへ行きます。今回の旅行でも訪れました。
中心地からは少し離れていますがセビリア最古の店と言われていて、壁面にはタイルがいっぱい。もちろん料理も美味しいです。
お店の外にあったクエンカタイル
私がいつも食べるお店の名前がついた特製サラダ。
野菜、豆類、魚介類がいっぱいでとても美味しいです。