スペインタイルアート工房 東京・大阪・宮城女川

2024.10月 スペイン北部への旅
第6回 コインブラ(ポルトガル) 中編

マシャード・デ・カストロ美術館 (Museu Machado de Castro)

16世紀の司教館を美術館に利用。この建物はローマ時代の遺跡の上に建てられていて、当時の遺物が建物の中に残されています。中世の宗教画や彫刻、陶器等数多くのものが展示されています。

地下にはローマ時代の地下道があり、大変暗く
とても美術館の内部とは思えませんでした
ラスター彩を使用したお皿
17~18世紀のリスボンやコインブラの薬壺

18世紀のコインブラの陶器 緑はベルデコブレのようでした

入れ物の下に顔がついていて、口の部分に穴が開いています。何のための容器か、説明文を撮影してこなかったのが悔やまれます。

スペインのクエンカタイルのようです。同じデザインをセビリアで見ました。



旧大聖堂 (Sé Velha)

12世紀に建てられたロマネスクの教会。内部は16世紀にスペインのセビリアから輸入されたタイルで飾られています。

スペインのタイルを使用しているのにもかかわらず、こちらの方がエレガントな感じを受けました。恐らく並べ方の違いだと思います。左右対称、大小のタイルの配置が考慮されていました。

サンタ・クルス修道院 (Mosteiro de Santa Cruz)


12世紀に建てられ、その後16世紀に大規模な改修が加えられました。教会の壁は主に青一色のアズレージョで飾られています。

回廊は「静寂の回廊 (Claustro do Silêncio)」と呼ばれ、壁には多色のアズレージョが貼られています。




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