お気に入りの服、とっておきの時に履く靴、または大切に使っているちょっと贅沢な食器などに限って破れたり壊れたりするのはなぜでしょう?
コレ、私の中では永遠の謎です。きっと「確かに!」とうなずく人も多いはず。
そして、どうでもいいもの(安物、景品などの貰い物)に限って長もちする。
うーん、摩訶不思議。
最近一番ショックだったのは、骨董市で買った古伊万里の
そば猪口が欠けてしまったこと。
江戸時代に作られたもので、初めて買った骨董品だったのに!
高かったのに!毎晩これで焼酎を飲むのが楽しみだったのに!!!
と言っても、元々欠けているものを値切って安くしてもらったんですけどね。
っていうか、完品だったら高価すぎて手が出ません…..。
この欠けたそば猪口を修復して毎晩愛用していたのです。
手を滑らせた私が悪いのですが、直したところとは別のところが欠けて、ヒビが縦に5cmくらい入ってしまいました。あーショック。
結構時間をかけて修復工房で直し、我ながら上手くできた、と自画自賛しながら晩酌していたのに、また修復工房へ戻るハメに。
暫くは別のグラスで我慢しなければ…。
でも、実は直してでも使い続けているものって結構あるんです、私。
財布はビリビリになった皮を張り直してもらって、もう13年位使っているし、(財布を買った店の人に驚かれた、と同時に感謝された。)
お気に入りの靴は何度か靴底を新しくして6〜7年履いてるし、
ハサミに至っては幼稚園時代のお道具箱に入っていたネ−ムタグ付き(母が書いてくれたひらがなの名前付き。)で、錆び取りを繰り返して使い続けてます。
これらはやっぱり修理してでも使い続けたいお気に入りの品々なのです。
よっぽど新しいものを買った方が割安だったりするのですが、新しいものには変えがたい価値が「愛着」ってやつなんでしょうねぇ。
そうそう、数年前にスペインで買ったタラベラ焼のお皿も3枚買ったうち、一番気に入っていた柄の皿だけ、帰国したら割れてました。トホホ。
ま、これもかなり時間はかかりましたが無事修復して、今や我が家のリビングで堂々たる存在感を放っております。
これからも、大切なものは長〜く大事に使い続けていきたいですね。
やさしく、かつ慎重に取り扱うことが第一ですけどね….。<KY>