前回フレーム制作風景をご紹介しましたが、今回は買い出し編・・・というか、買い出しに使う車の工夫をご紹介します。タイルと全く関係ない話題ですみません。
生徒さんからフレームの注文をいただくと、それぞれ何センチ分の木材や板が必要か計算して、自宅に在庫がなければ買い出しに行きます。
数年前に行きつけのホームセンターがつぶれてしまい、系列店は遠方にしかないため別の店で購入することになったのですが、店が違うと扱う木材も違って困りました。その時は10店くらいホームセンターを巡り、どんな木材を扱っているか調べ上げてリストにし、結局3店ほど回れば用が済むような体制になりました。それぞれの店舗が30〜1時間くらい離れているので全ての店舗を巡ると一日仕事になりますが、ちょっとしたドライブで楽しいです。(木材を買うついでにいろんなものを見ちゃうから一日仕事になるんですけどね…)
さて本題。昔は軽自動車に乗っていたので、180cmの長さの板はホームセンターでカットしてもらい、棒は助手席と助手席ドアの隙間に差し込んで持ち帰っていました。
現在は普通車ですが、車を購入する時に「板や棒が余裕で積める荷台があること」を第一条件にミニバンにしました。もちろんそれだけじゃなくてキャンプの荷物を楽に積めることも大事。自転車も積めるといいなと思っていました。といっても今の車になってからは車泊したくらいでキャンプはしてないし、自転車も積んだことありません…
ともかく車が大きくなったおかげで、棒は斜めにすれば荷台に置けて運転席・助手席に飛び出すことも無いし、ベニヤ板も薄ければ写真のように曲げればカットせずに積めるようになりましたが、曲げる積み方では3枚くらいが限度でしたし、もう少しスマートに積みたくて木材を車の天井に積載することにしました。いわゆる隙間収納です。
天井にはもともと左右に収納がありましたが、随分前に取り払っていて金具だけ残していました。その金具のネジ受けを生かしてL字金具を取り付け、それにL字アングルを付けました。
L字金具とL字アングルの接続部分は以下のようになっています。L字金具側にM5のネジが切ってあるので、L字金具とL字アングルをつなぐM5ボルトがすっぽ抜けることはありません。
これで3×6 (910×1820cm) の板がそのまま積めます! 今までは助手席を前に倒して積んでいた、専門コース用の厚いパイン材も大丈夫。棒も積めます。
木材を置くスペースの上部はまだ空間に余裕があるので、突っ張り棒とネットをつけました。突っ張り棒は車を購入した当初からつけていて、車泊の時に明かりや蚊取りマットや携帯電話を吊したり、立ち寄り温泉で使ったタオルを干したり、便利に使っていたものです。元からある金具の上に付けているので落ちてくる心配はありません。とりあえずサンバイザーを差し込んでみました。
実際に買い出しに行く時は、木材が運転中に滑り落ちると危ないので、L字アングルと木材の間にすべり止めシートを噛ませています。いろんな所に差し込めるよう、20cm角くらいに切ったシートを10枚くらい、さらに内装に傷をつけないよう木材の端にかぶせる大きめのシートを数枚、いつも車に積んでいます。
荷台もすっきりして、快適な買い出し生活になりました。<RK>