4月2日付ブログで書いたモロッコの窯元見学。引き続き、モザイクタイル制作風景をご紹介しましょう。
窯元の工場では、先日紹介した陶器制作の他、モザイクタイル部門?もあり、専門の職人さんがたくさん働いていました。まず様々な色の施釉タイルを各色毎・各パーツの形毎に細かく砕いていく作業をしていきます。四角いタイルの表面に、切りたい形の線を引いて、カンカンと線の上を叩けば、うまい具合にパリンとタイルが割れていきます。
色毎に担当が決まっていて、たくさんの職人さんが作業していました。気が遠くなるような細かい作業だし、けっこう重労働にもみえる。
砕いたタイルは各パーツ毎にまとめて袋に入れられ、裏向きに並べていきます。う~、ほんと細かい・・・。私には無理・・・。
並べ終えて、セメント?でしっかり固めて貼り合わせれば完成。表をむければ、こんなきれいな作品の出来上がりです。すご~い。
先日も紹介した工房の外壁。モザイクタイルの作業風景もちゃんと絵タイルになっていました。今も全く変わらない作業風景。長い歴史をかんじます。
モスクを埋め尽くす美しいモザイクタイル。一体、どれほどの時間と手間がかかっているのやら・・・。想像もつきません。だから、「クエルダセカタイル技法」が生み出されたのか、と納得です。
美しいモロッコのモザイクタイルや陶器。また次回は、もうひとつの陶器の街をご紹介できればと思います。お楽しみに・・・。<MK>