ここ数年、ドハマりしているロゼワインについて書きたいと思います。
そもそものきっかけは、10年ほど前に南フランスのプロヴァンス地方を旅した時です。どこのレストランに入っても、みんなロゼワインを飲んでいて、ワインメニューも圧倒的にロゼワインのラインナップが一番多くて衝撃的でした。
プロヴァンス地方はロゼワインの一大産地だったのです。
それまでのロゼの印象は甘くてデザートワイン的な感覚がしていてむしろ避けていました。でもこの時をきっかけにイメージがガラッと変わりました。
スッキリしていて喉越しも良く、白ほどあっさりしていなくて赤ほど重くない。
白と赤の「いいとこ取り」でちょうど良いんです。
近年、本場フランスでも白ワインの出荷量を上回るほどのロゼ人気で、5月ごろからフランスのスーパーはこんな感じになります。
ワインコーナーの一角(というか一面全部)にロゼワインが鎮座します。圧倒的な存在感です。
私は毎年5月~6月にかけて妹の住むフランスに行きますが、ちょうどその頃からロゼワインが出回り、毎回スーパーに行くのが楽しみでなりません。
一般的なロゼワインの作り方は、赤ワインと同じ製法で黒ぶどうを丸ごと圧搾し、途中で(8時間~24時間くらい)皮などの固形物を除去して果汁だけで発酵させます。
淡いオレンジに近いピンクから赤に近い色まで様々なロゼワインがありますが、使用する黒ぶどうの中でも色素が薄いぶどうを使用していたり、最初に黒ぶどうを圧搾したらすぐに皮などを取り除いてしまい、あとは白ワインと同じように果汁だけを低温発酵させる方法などもあり、作り方、使用するぶどうの品種によって色は変わってきます。
色が濃いからといって必ずしも味が濃いというわけでもないです。私は色より辛口かどうかが気になるので、レストランで飲む時は必ず「一番辛口なロゼ」を聞くようにしています。日本のレストランもだいぶロゼを出すお店が増えたように感じます。
と言っても今はステイホームなのでもっぱら家飲みですよね。
私のお気に入りはこの3本。左からイタリア、中央はスペイン、右はフランス産です。すべてオーガニックで、イタリアとスペインのものはヴィーガン認証のもの。
どれもスッキリ飲みやすく、どんな料理にもマッチします。あ、刺身と納豆、キムチには不向きでした。。。
ちなみにワインのラベルって素敵なものが多いですよね。タイルのデザインの参考になるもの、結構ありますよね。
左はスペインの「生命の木」という名前の白ワイン。味ももちろん美味しいのですがラベルがかわいい。右は前出のフランスボルドーのロゼのラベル。こちらも華やかで素敵なデザインです。ラベル買いして結果美味しかったら言うことなしですね。
しばらくはステイホームが続きそうなので、家飲みしながらオリンピックを応援しようと思います!
<KY>