大阪教室再開への道 前編

水漏れ事故から4ヶ月、大阪教室が再開いたしました。
原因は上階との間の配管の破損だそうで、当教室より数階下まで被害が及んだそうです。

大阪教室臨時休校のお知らせ」記事に経緯がありますが、保険査定にだいぶ時間がかかったのは被害が広範囲だったからかもしれません。

水漏れ当時は天井の壁紙が剥がれて床がビショビショに。床に置いていたファイルや紙製の箱はもちろん、壁も水が伝わって一部のタイルにも被害が出ました。

私たちスタッフは様々な作業のため、何度も大阪教室へ行きました。
私が行った時は既に水は引き、床も壁も乾いていて見た目には水害が分からない部分も多かったのですが、異臭がしたりカビがあったり、パンデミック下でなくてもマスクは外せない状態でした。

だいたいはこちらの写真のような感じの被害です。

フレームは裏板が水を吸ってこんな感じ。板が浮き上がって剥がれかけているためタイルを剥がして新しい板にチェンジ。

この時点で査定はまだ済んでいませんが、生徒さんの作業部屋は天井・壁・床と全て改装が決まっていたので、荷物の片付けに入りました。
部屋を空っぽにするため、タイルや道具を箱詰めしていきます。

生徒さんの制作途中作品は持ち出せないので、被害がなく改装しないことが決まっていたキッチンへ避難させました。
椅子はほとんど廃棄になりました。壁からタイルが消えてなんだか淋しい風景です。

このあと引っ越し屋さんが一度入り、先に詰めていたダンボールの運び出しがありました。
荷物は引っ越し屋さんが倉庫に保管してくれます。


さて水漏れから約2ヶ月、ついに査定が終わりました。
なんとキッチンとベランダ以外全て改修となりました。
メインの2部屋はもちろん、玄関、トイレ、浴室まで。
見た目ではよくわからないのですが、浴室の被害は大きかったそうです。

荷物を運び出す日も決まり、本格的な荷造り作業に入ります。
ほぼ割れ物なので梱包に時間がかかります。

ワイヤー棚は解体せずに運び出しOKです。
解体・組み立てがあると時間もかかるので有り難いです。

講師机横のクロゼットも中味を全て出して箱詰めしました。
壁のフックはそのままですが、石膏ボードも取り替えるそうで、フックごとボードを剥がすから取らなくて良いとのこと。助かりました。

生徒さんの机は手作り品のため、持ち出さないことになりました。内装屋さんが机を移動させながら作業してくれます。
机の被害ですが、テーブルにはビニールが、底にはゴムシートが貼ってあったため水害の影響はありませんでした。引き続き安心してお使いください。

机以外にも持ち出しにくいものがたくさんあり、それらはキッチンとベランダへ。
キッチンはもう足を踏み入れられません。

ベランダは台風が来ないことを祈るばかり。

内装工事が予定通り進むことを祈って教室を後にしました。
すでに予約受付を再開していたため、無事に間に合うかという心配と、いろいろ新しくなる楽しみとで複雑な気持ちでした。

長くなったので後編に続きます。<RK>

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