スペインからタイルや釉薬が届くのってほんとに「よくぞここまで来てくれた」って感じで、そんな荷物達がはるばるスペインから東京港に到着した後、どのように私たちの手元にやってくるのか、今回はその様子をお知らせしたいと思います。
タイルや釉薬、ビスク、と割れ物や重いものばかり、全て木箱の中にしっかり収めて船積みされ、コンテナに入れて日本まで運ばれます。今はまだコロナの影響もあり、バレンシアから東京まで約2ヶ月かかります。
こちらは大井埠頭のコンテナヤード、どこからきたのか、どこに行くのか、いろんな会社のコンテナが積まれていますね。私たちのタイルもこのようなコンテナに入れられて、バレンシアから中東を通って東南アジア経由で東京まで運ばれます。
今回はこの会社のコンテナでやってきました。そういえばこの会社のコンテナ船が日本からヨーロッパに行く様子を特集した番組をみました。海賊と戦いながら行くんですね。ビッケみたいなかわいい海賊ではなく、ジョニーデップのようなかっこいい海賊でもない本物の海賊がでるそうです。本当にお疲れ様です。
荷物が港に着くといろんな書類を持って大井税関にトボトボいきます。
トボトボってのは、何度やっても一発合格ができず、いつも落ちこぼれで気が重いからです。
大きな会社なら慣れてる担当者がさくっとやってしまうのだと思いますが、60近いオバチャンには書類作業は難儀です。
そうそう、こちらは大井税関前のコンテナトレーラーの列。
これ、信号待ちしているわけではありません、知らずにこの列の後ろについてしまうといつまでも動きません。ドライバーさん達はみんなひっくり返って寝ているので、どうやら長い長い荷下ろし待ちのようです。こちらもお疲れ様です。
そんなこんなで無事通関がおわると、今度は4トントラックのドライバーさんに手伝ってもらい倉庫まで運びます、そこで荷下ろし。タイル1枚は軽いですが数十枚になると結構重く、おばさんのわりに力持ちな講師陣、ぎっくり腰に注意しながら運びます。
とりあえず種類バラバラにおろし、これからきちんと整理整頓します。
という具合に皆さんのお手元に届くわけです。
最近この船賃も陸送費も1年で倍になるくらい高騰していて、どこまでいくのやらと不安、それに伴う材料の値上げにご理解いただきいつもありがとうございます。<YF>