フィンランドへの旅

7月の初旬にフィンランドの首都ヘルシンキに4日間行ってきました。

イッタラ(ガラス製品)、アラビア(陶器)、マリメッコ(テキスタイル)と日本でも大人気ブランドの本拠地です。

おしゃれで機能的なデザイン家具も多数あり、いつかは行ってみたい都市の1つでした。

滞在中はお天気にも恵まれて、毎日燦々と輝く太陽のもと、日の暮れない街でブラブラとショッピングしたり森を散策したりとフィンランドの夏を満喫してきました。(この時期は太陽が沈むのは2時間だけとのこと!)

オランダも物価高ですが、フィンランドはもっと高い印象だったので覚悟はしていましたが、やっぱりすべてが高い…

でも買い物にしろ食事にしろ、文化を知って行動すれば、割とリーズナブルに暮らせる街という感じがしました。

と言っても税金も高いし光熱費も高いので生活費は日本と比べたらめちゃめちゃ高く感じるとは思いますが。。。(あくまでもヨーロッパ圏比)

買い物に関しては、second hand(リユース、古着)やvintageショップがあちこちにあり、地元の人たちはみんなこういう店で安くて良いものを探して購入するようです。

また、使わなくなったものは捨てずにこれらの店に持って行くのが普通で、倉庫のような巨大店舗には家具からインテリア用品、食器、洋服に布の端切れまで、なんでもありという店も多くありました。

だからと言ってガラクタ的な商品はほとんどない印象でした。フィンランド人の国民性として、質の良い製品を長く大事に使う人たちなんだろうな、という印象を受けました。

食事に関しては、ランチは食べ放題をやっているところが多かったです。

16~18€くらいでサラダ、スープ、メイン、デザート、コーヒー・紅茶を好きなだけどうぞ、というスタイル。フィンランド人は昼にたくさん食べて、夜は軽めに済ますという傾向にあるようです。オランダだったら同じ値段のランチでもハンバーガー+飲み物でこのくらいはします。(下手したら飲み物は別料金になるかも)

写真はマリメッコ本社の社員食堂(一般人も利用可)とオリンピックスタジアムに併設されている食堂のランチ。どちらもとっても美味しかった!!

ちなみに水は「水道水をください」と言わなくてもタダでもらえます。(なんならテーブルに水差しとコップが置いてある日本の定食屋と同じスタイル!)オランダは言わないともらえないし、水道水と言わなければ有料の水が出てきます。ヘルシンキは水道水が美味しく飲めるそうで、ホテルの部屋の水道水も普通に飲めます。スーパーでペットボトルの水を買って持ち歩く必要もなかったです。(これは地味に嬉しい)

質の良い製品を長く大事に使う文化と思ったのは、ヘルシンキデザイン美術館の企画展「FIX~メンテナンスと修理」を見たという理由もあります。

この美術館は1階はフィンランドが生んださまざまなデザイン・製品の紹介、2階は企画展というスタイルで、この時は建築博物館との合同企画でこの企画展を開催していました。

金継ぎはフィンランドでも近年かなり流行っているようです。イッタラのグラスを金で継いでいるのは初めて見ました。

擦り切れた靴下をカラフルな糸で繕うのもなんだかオシャレ。日本の刺し子?も同じような感じですよね。朽ちた木の修理は宮大工を思わせる杭や釘を一切使わないスタイル。フィンランド人って日本人と考え方が似てるかも??

簡単な木工は大体の人ができるみたいですし、冬が長いフィンランドでは寒くなってくると外出できない日々も増えるので、編み物など手芸をする人も多いとのこと。

そうそう、自然の中にあるサウナでは、サウナに入るのはタダだけど、労働をしないと入れない、というところがありました。

入り口に大量の木が積んであり、それを斧で割るかノコギリで切ってサウナの薪に使用するというもの。私は斧なんて使ったこともないので最初からノコギリにしましたが、それでも全然切れなくて、門番?が呆れて手伝ってくれてやっと1本切れたくらいなのに。フィンランドの人は小さい頃からこういうことに慣れ親しんでいるんだなーと思いました。

あ、サウナで感じたフィンランドと日本の共通点。それは裸で入ること。(水着着用もOK。どちらでも良い)しかも男女混合です。

で、フィンランド人はサウナから出るとその横の海に飛び込んでしばらく泳いでまたサウナへ、を繰り返していました。

夏とはいえ水温はかなり低く、私は足だけゆ~っくり浸かるくらいしかできませんでした。(心臓麻痺になりそうで…)

サウナの外には何故かピアノがあり、ギターを弾く人、歌う人など有志?が音楽を奏で、サウナの中にいる人も外で待っている人も大合唱。みんなで歌って盛り上がっていました。知らない曲が多かったけど、なんだかとっても楽しかった。

フィンランド人はこうやって短い夏を楽しんでるんだなーと思いました。

(当然まっ裸の人もたくさんいたので写真撮影は禁止でしたので、これらの光景はみなさんのご想像にお任せしますw)

ヴィンテージ食器やイッタラ&アラビアなどのデザインについてはまた次回のブログでご紹介しようと思います!

インスタグラムにはこれらの画像の投稿や旅の様子をぎゅっと短くまとめたリール動画もアップしていますので、興味のある方でアカウントを持っている方はぜひ覗いてみてくださいね!では続きはまた次回!<KY>

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