8月の頭にオリンピック観戦のためにパリに行ってきました。
1泊2日、約24時間滞在の弾丸旅行でした。
本来は朝イチでパリ到着、翌日の最終便(夜便)で帰ってくる、つまり1泊だけど2日間丸々行動できるという計画で航空券を取った(1年前くらいに予約)のですが、当日までに3回もフライトが勝手に変更になり、最終的に往復ともに朝の便になってしまいました…(これ、航空会社によるのかもしれませんが割とあるあるです)
目的は男子サッカーの決勝戦を観戦するためでしたが、せっかくパリに行くのに
時間的にやれることが限られてしまってやや残念でした…
でも試合は見応え十分、熱狂する観客の雰囲気も体感できてとても楽しかったです。
当然ですが、ホームであるフランス人サポーターが圧倒的に多いなか、優勝したスペインサポーターは肩身が狭そうでした。ブーイングがすごくて大っぴらに喜べない…得点した時などは小さくガッツポーズするくらいしかできませんでしたw
(私もスペインを応援していたのでその中の1人でした…)
さて、パリには朝9時くらいに到着しました。(飛行機だとオランダから約50分)
そこから国鉄とメトロを乗り継いでパリ市内へ移動。
オリンピック開催用に改修したのか、駅の案内版も見やすくキレイになっていました!(ただ、地下鉄の独特な臭いは変わらず…)
まず訪れたのはブーローニュの森のすぐ近くにあるアルベール・カーン美術館。(Musee departemental Albert-Kahn)
銀行家のアルベール・カーンが世界各国を旅した時に記録した写真やフィルムのコレクションと、世界5大陸の庭を再現した広大な庭園を楽しめる美術館です。
建物と庭園を含めてこの美術館を設計したのは隈研吾建築都市設計事務所。
2022年に5年間の改修工事を経てリニューアルオープンしたそうなので、比較的新しい美術館ですね。
たまたま宿泊ホテルがここの目の前だったので私は知ることができましたが、そうじゃなかったら数多あるパリの美術館に埋もれて知らずじまいだったかも?
真夏の暑いさなか、世界中から人々が集中して訪れていたパリですが、この美術館だけは別世界でした。人も少なく、美しい緑に囲まれた森のような庭園を歩いているだけで癒されるし、日本庭園は本当に日本にいるような気分になるくらいの再現度で、よく手入れされた草木や太鼓橋がかかる池など、とても美しかったです。ここだけ時間がゆっくり流れているような気がしました。
美術館併設のカフェがあったのでランチはこちらにて。
さすがはフランス、ハウスワインがビックリするくらい美味しくて感動!
料理が美味しいのはもちろん、見た目も美しかったです。カプチーノに添えられていた小菓子のパッケージがオリンピック仕様になっていてカワイイ!(ピントがコーヒーに合ってしまってややボケててスミマセン)
もう夕方までここにいてもいいかな、と思うくらい落ち着く空間でした。
目の前のホテルにチェックインした後は、夜ご飯の買い出しにスーパーへ。
サッカーの試合は18時からだったので、終了後は近隣レストランはどこも混雑するだろうと予想。
せっかくのパリなのに味気ない気はしたのですが、冷蔵庫のある部屋だったので事前に食材を詰め込んでおきました。
宿泊ホテルはブーローニュの森まで徒歩15分くらいで、テニスの会場になっているローランギャロス、サッカーのスタジアム(パリ・サンジェルマンの本拠地)が徒歩圏内でした。
森を散歩がてらローランギャロスの中にも入ってみたかったのですが、チケットを持っていないと敷地内にも入れてもらえませんでした。仕方ないのでフェンスの外から「あれがセンターコートかな?」と想像だけ膨らませてサッカースタジアムへと向かいました。
サッカーの試合は延長戦までもつれ込み、ホテルに戻ったのは22時すぎ。
そこから遅めの祝杯を上げ、翌朝はホテルの朝食も食べられずに空港へ向かい、昼には自宅に着いていました。あっという間に終わったパリ滞在でした…
たった1日の出来事だったのですが、それまでに1年以上も前から計画し、その間にさまざまな心配事があったのでシェアしますね。(海外旅行の際のお役に立てれば幸いですw)
冒頭でフライトが3回勝手に変更になったと書きましたが、
ホテルも空港からの移動手段も、そして試合のチケットも当日まで本当に予約できているのか?アプリが正しく機能するのか?イマイチ信用できませんでした…
まずホテル。
試合のチケットが取れたと同時に1年半前くらいに予約&即決済。
→その後2重請求が発覚。
すぐに返金してもらえたけれどこちらが気づかなかったらきっとそのまま。
これは当日も何かが起きそうと思い、クレカの支払い画面のスクショや2重請求の時のやり取りチャット、予約確認書などをまとめて保存するなど、当日何かトラブルがあっても即対応できるように用心には用心を重ねて行きました。
そして空港からの移動手段。
事前にSuicaやPASMOのようなアプリをダウンロードしてチケットを買っておかないと、オリンピック期間は交通費が2倍になるということでした。(完全に商業化されたオリンピックやん…)
アプリを入れて無事通常価格で事前購入したものの、当日ちゃんとそれが改札で機能するのか、こちらもかなり心配でした。(フランスは日本ほどタッチ決済が発達していない、改札も古いまま…)
試合のチケットも、これまた難解なアプリが必須。
予約はできていても当日まで正式なチケットはなく、直前に送られてくるQRコード付きのチケットがないと会場に入れない。
試合の何時間前に届く、とか目安を書いてくれたら少しは安心できるけど、直前に届く、としか記載されておらず当日までかなり心配でした。
ざっとまぁこんな感じでした。(細かいことを入れたら実はもっと色々あった…)
自分は正しい操作をしているにも関わらず、すべてにおいて信用できない(疑わなきゃいけない)悲しさよwww
結局当日は何もトラブルなく終わりましたが、
ここは日本ではなくヨーロッパであることを改めて強く認識させられました。
たったの24時間滞在のために、ものすごい労力を使った気がしますが、それを含めても思い出深い貴重なオリンピック体験になりました!<KY>