自由制作課題「デルフトモチーフのクエルダセカ技法ビスク」

新しい自由制作課題がスタートしました。
今までもビスクにクエルダセカ技法で絵付けする課題はありましたが、
新作はオランダ・デルフトのデザインや青系の色合いをモチーフにしています。

東京、大阪教室とも既に飾ってありますので、実物は教室でご覧ください。

今回のアイテムは10点。
難易度が高いものもありますが、チャレンジしたい!という方は教室で講師にお知らせください。

全て透明釉を塗って、実際に使えるように仕上げますが
絵付け見本として分かりやすいよう、サンプルには透明釉を塗っていません。

オーバル皿(小)
オーバル皿(中)
オーバル皿(大)
角小鉢
長方形皿
ナプキン立て
サラダボウル
長方形小箱
キャニスター底広
ポット

以下はオマケ。どうやってデザインを作ったか、一部ご紹介します。

オーバル皿(小)。
デザインは実物大で描きます。
これはプレゼン用のデザインなので、周囲はカーブした感じに描いています。

カーブした部分のデザインは皿の上で直接作ります。
このビスクはカーブがきついため、平面上でデザインを作れないのです。
まず上で作ったデザインから中央の花(平面の部分)だけトレペに拾ってビスクに貼り
周囲には白い紙を貼ります。

貼ったトレペと紙に直接デザインを描き込んでいきます。
描き上がったら紙を剥がして清書し、生徒さんが使うデザインシートを作ります。
とはいえ、デザインシートを使っても転写時に多少ズレてしまうので
ズレは自力で修正しながら下書きしていただきます、難易度高めです。

こちらはオーバル皿(大)。フェルメールのデルフトの絵がモチーフです。
中央はフェルメールの絵をトレースするので、バランスの確認だけして
周りのデザインを実物大で作ります。
実物大で描かないと絵付けには細かすぎるものが出来上がったりします。

こちらは途中まで描いたらスキャンして、PC上でデザインを完成させました。

角小鉢。
こちらもプレゼンのために作ったイメージ図で、
正方形の図は「上から見た時の感じ」で間口と底は実物大で描いています。
内壁は斜めになっているので、内壁面は実物大ではありません。
内側の壁面はあらためて別途実物大で作ります。

サラダボウル。
こちらはかなりざっくりしたプレゼン用のイメージ図。

これはデザインシートは無く、ビスクに直接分割線を書いていくため
何度も下書きして測って、バランスを見ては消して… を繰り返しました。

外側も同様。
右半分と左半分、どんな区割りにするか考え中の写真。

とりあえずこんな感じ!

しかし完成ではありません。いったん全て消します。

最後に自作マニュアルに沿って最初から作り、形になるか確認します。
これが完成形。少しデザインも変わりました。

ポット。
まずは図案を考えます、これは他のアイテムも全て同じで、
簡単なイメージをいくつも描くところから始まります。

今回のポットは幾何学系の模様にします。
自分用に一回限りの絵付けをするだけなら、どれだけフリーダムでも良いのですが
教室の自由制作アイテムは、誰もが作れる仕組みを考えないといけないので
どんな模様でもOKとはいきません。

このビスクはカーブしているうえ、そのカーブもサラダボウルのように一定ではないので
二次元の紙の上では図案を作れません。(それだけの力量がない…)
ざっくりこんな感じ、というのが決まったらあとは脳内で考えます。

全体を分割する模様に決めました。
円周を割り算して大きさや数を決め、フリーハンドで模様を描き
これをプレゼン用の画像にしました。

とはいえ生徒さんが見本と同じようにフリーハンドで描くのは現実的ではないので
模様用の型紙を作ってあります。ご安心を。
作った本人でも見本と同じにフリーハンドで描くのは無理です。
型紙は何度もミリ単位で作り直しました。

デザインは蓋にも繋がるような感じにしました。
これもサラダボウルと同じく最後に全部消し、マニュアル通り作れるか確認します。

と、こんな感じで作っています。
たくさんの生徒さんに興味を持ってもらえるといいな。

しかし通勤電車の中でもベッドの中でも考え続け、脳疲労から過食して太りました…
が、作業が終わって2週間ほど経ち、少しずつ体重も戻りつつあります!<RK>

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