スペインタイルアート工房の新しい専門コースが始まります。
今回は“いこみ陶人形”を制作するコース。
いこみ、とは石膏の型にドロドロの粘土を流し込み、乾燥したら石膏型から外して焼く、という陶芸技法のひとつです。
「いつも教室で使っているビスク(一度素焼きされた陶器)はこんな風に作られているんだなあ」と、このコースを受講されるとお分かりになると思いますよ。サンプルをご覧になった生徒さんが「あんな形は自分には作れない」とおっしゃっていましたが型がありますので、どなたが作っても全く同じ形になります、ご心配なく。
これが乾燥させて焼いたベースの形。石膏型から外した後、粘土がまだ柔らかい状態で穴ぼこをあけたり、ぽちぽちをつけたりした後に一度焼きます。
種類によって絵付け方法は違いますが、こちらは素焼きの上に直接絵の具で描いて、後から透明釉薬をかける技法。絵付けが終ったところです。
今回のデザインは当工房のオリジナル、船戸あやこデザインです。
かわいい顔のピエロや民族衣装を着た人形、バレンシア発祥のタイル
「ソカラトタイルの技法」を使ったとっくり人形など。
開講は東京教室で3月頃、大阪教室で4月頃の予定です。<YF>