こまごまと家の補修

ポツポツと家の色んな物を(親の依頼で)修理しています。

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玄関扉(引き違い戸)の鍵が硬くなる件。

数年前にはサッシ屋さんが来て、数時間ドアと挌闘していましたがイマイチ。

ついに生活に支障が出るほど硬くなってしまい、鍵を外して調整し直したところ軽くはなったものの、数日後いきなり鍵が開かなくなってしまいました。
宅配が来たのに中から開けられない事件が発生。

それでよく確認したところ、片側のドアは戸車がヘタっているようで、レールとの間に隙間がない。この傾きが鍵が合わない原因と考え、戸車を下げてみましたが全然下がらない。

これはもう何十年もの使用ですり減ったのだろうと。
戸車を買い換えることにして、古い戸車を外すためにドアを外してみたら…

なんと、2個あるはずの戸車が1個しかついてない!! そんなバカな…!?
サッシ屋さんも見たなら気付くはずだし、自然に外れて無くなるわけもない…??

紛失の謎は解決しませんでしたが、とりあえず残っている1個を測って、似たようなものを勘で購入。(ドアの型番で調べても古すぎてみつからなかった)

そして新しい戸車に交換し、鍵も調整。

それから約5ヶ月、ドアも鍵もここ10年で一番スムーズです。
ちなみに戸車は900円しませんでした。(写真が無くて読みにくくすみません…)

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また引き戸の話です。

古い家のため細々とリフォームを繰り返し、建具もいろいろと更新されています。
しかしまだ古いものも残っていて、中でも下が金属のレールになっている建具は、歩くたびレールを蹴ってしまい、レールが曲がってはペンチで戻したりして困っていました。
ついに親から曲がったレールを取り替えて欲しいと発注が。

しかしレールを新しくしても蹴ることは変わらないし、高齢者には危険です。いろいろ調べた結果、バリアフリー対応らしき凹んだレールに変更することにしました。

戸車も全取っ替えになります。
取りあえず測って(勘で)注文。

まずはレールを外します。気合いを入れてバールを用意しましたが、マイナスドライバーで外せました。

新しいレールは溝になっています。厚みは3mmで端が斜めになっているので、足が引っかかりません。(アルミで出来ています)

外した戸車。矢印の溝に入っていました。手彫りの跡が生々しいです。
長い釘で留められていて、錆びてもいたので外すのにひと苦労。
戸車はまだ充分使えますが、溝レールには使えないのでお役御免となりました。

こちらは新しい戸車を仮入れしているところ。
レールがアルミに木材風プリントをしているものなので、削りにくいよう樹脂タイヤにしました。
実はタイヤのサイズを間違えていて、オリジナルより小さかった…
古い戸車を外さずに測ったので、タイヤのサイズを間違えてしまいました。金具のサイズは合っていたのですが。

タイヤが小さいと扉の中にタイヤが入り込んでしまうので調整していきます。
古い戸車が留められていた所に薄い板をかませることにしました。1~5mm厚の小さな板を用意して、それらを組み合わせることにしました。
板と戸車を入れたら扉をレールに乗せ、動きや隙間を確認し、柱との隙間がなくなるまで5~6回調整していきました。この扉はガラスが入っていて重く、いい運動になりました。

赤い矢印が小さな板をはめたところ。青い矢印が元の部分です。

扉も縦の長さを少し縮めました。レールが3mm厚なので、その分削る必要があったのです。
でもこれは丸鋸で一瞬。あっという間に下端を2~3mm切り落とせました。

丁寧に調整したおかげか、扉の開閉は非常に軽くなりました。親にとっては今年一番の喜びだったようです。

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また扉です。
収納の扉ですが、片方の扉を押さえる桟が経年劣化でこんなことに。一部剥がれてブラブラしています。

桟と同じ幅のラワン材を買ってきて、角を落としてヤスリで滑らかにし、元の桟を剥がして接着。綺麗に直りました。

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最後は縁台?です。

掃き出し窓から出る時に足を乗せる台で、座面の板が凹んでまもなく割れそうです。ここに板を一枚乗せて欲しいと言われましたが、すると高さが他の台と合わなくなるため裏から補強することにしました。

こちらの写真、表面が凹んでいるのがわかると思います。
地面に木くずが散っているのはフレーム作業のついでだからです。

未塗装の4本の木材が補強した部分です。見えませんが横からもビスで留めています(こちらが肝心)。
ビスを入れる側の材にはビスが貫通する穴を開けておきます。すると向こうの材を引き寄せて強く締まります。

塗装は親がやるというので私の作業はここまで。

話が逸れますが、土台代わりに使っているビールケース、外で木工する時は本当に便利です。最近は手に入る機会が無いので大事に使っています。<RK>

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