スペインでは毎年プエルタ・ア・エスパーニャ(vuerta a españa)という自転車公道レースが開催されています。乱暴な言い方ですが、ツール・ド・フランスのスペイン版です。今年は8月30日にグラナダからスタートし、現在はスペイン北部にステージを移して9月21日にマドリードでゴールするまで、全21ステージで闘われます。
と書いてはみたものの、私は詳しいわけではありません。スペインに行くまで、このレースの存在も知りませんでした。ツール・ド・フランスならたまにテレビで見ていたのですけど。
以前アビラという街に旅行したとき、ちょうどブエルタ・ア・エスパーニャと重なりました。さっきまでほとんど人気の無かった通りに、ぞくぞくと人が集まって来、何事かと思って私もヤジウマしていたら、目の前をすごいスピードで自転車が次々通り抜けて行きました。
みなさんテレビ中継を見ていて、そろそろ近くを通るぞ!と出てきたのでしょうね。
幕を掲げて特定の選手を応援する人たちもいましたが、ほとんどの観客が選手が通るたびに応援の拍手を送っていました。もちろん声も掛けまくっていましたよ。ときたま拍手が大きくなるのは、スペインの選手が通った時だったのでしょうか…?
それにしても、こんなに近くで見ていいの? と驚くくらい道にはみだして見ていて、観客を見るだけでもドキドキしました。
この日はあちこちのホテル前の歩道で、自転車の整備をするスタッフや選手が見られました。旅行の際はホテルの空きが無いかもしれないので注意です。
レースの内容は毎日スポーツニュースでトップニュース扱いで報道され、街にはいつにも増して自転車に乗った子供達が溢れていました。
さて日本でも有料のCS放送ですが、ブエルタ・ア・エスパーニャを見ることができます。景色を見るだけでも楽しいので、見られる環境のある方は、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。<R.K>