おかげさまでスペインタイルアート工房は2010年に10周年を迎えました。1月時点で卒業生も約50名を超え、卒業後は独立してご自分の教室を開いたり、自宅で絵付けサロンを開講したり、オリジナルのタイルをネットや店舗で販売したり、と、私達講師も負けてしまう程精力的に活動する卒業生がたくさん!
今回はその一人、沖縄出身のEl solさんが昨年イベントに出展したタイルとEl solさんの活動をご紹介しますね。<YF>
Q.El solさんがタイルを始めたきっかけは何ですか?
A.結婚して仕事を辞め主婦業に専念していた頃ネットサーフィンをしていて、偶然にスペインタイルアート工房のHPに辿り着きました。当時、環境の変化に身体がついていかず(笑)体調を崩し気持ちも沈みがちだったのですが鮮やかなスペインタイルを初めて見て、一瞬にして引きこまれていきました。その時の感じを表現すると、金縛りにあったような衝撃・・・まるで宝物を発見したような、そんな感覚だったかもしれません。外出できるまで元気になって、念願だった『通年コース』に入会しました。教室の作品に表れているように、先生方もとても明るく暖かい雰囲気で私にとっては素晴らしい出会いだったと、今でも感謝しています。
Q.今後どんなふうに活動して行きたいですか?
A.今年の目標は、タイル絵付け講師免許の取得です。それと平行して、昨年に続きハンドメイドフェアへの出品などを重ね一人でも多くの方に、スペインタイルの素晴らしさをお伝えできればいいな〜と思っています。オリジナルの作品の制作を中心に、プチレッスンやショートコースをご案内して、見るだけではなく作る楽しさも知って頂きたいですね。
Q.El solのタイルの特徴を聞かせて下さい。
A.うちな〜んちゅ(沖縄の人)だからなのか、スペインタイルの色彩が私の中に自然に入ってきます。元気で鮮やかな色は、沖縄の世界を表現するのに不足はありませんでした。沖縄の眩しい日差しにスペインタイルが輝いている・・・そんな光景を想像するだけでワクワクしてしまいます。
沖縄の魔よけに『石敢當』(イシガントウ)という物があります。 T字路や三叉路などの突き当たりに設置されている、魔除けなのですが沖縄では魔物が突き当たりに直進してくるといわれていて壁に当たって向かいの家に入るのを防ぐためにこの石敢當が設置されています。その石敢當をスペインタイルで何枚か作ってみました、なかなか雰囲気良く仕上がりましたよ。ずっと昔から存在する、この『石敢當』がスペインタイルで、ちょっとカラフルに演出できれば面白いかもしれません。
わたしが沢山の元気を頂けたように、多くの人が笑顔になれるようなそんな作品を作りたいと思っています。
Q.近々予定されているイベントなどありますか?
A.昨年タイルの販売でお世話になったカフェギャラリーで、春頃ハンドメイドフェアが開催される予定です。詳細が決まりましたら、ブログにて告知致しますのでお近くの方は、是非お越し下さいね。(詳細はEl solの部屋にどうぞ)
El solさんは作品を販売するだけじゃなく、将来の為にタイル絵付けの講師資格を取ろう!とまだ教室に通っていらっしゃる在校生でもあります。沖縄の色鮮やかでほっこりと和ませてくれるようなデザインがとっても素敵です。