スペイン、バレンシアに来ています。毎年この時期にこちらに来て、その年の夏から日本で開講する新しい専門コースのカリキュラムを作ります。今年は先日ハンディクラフトフェアの視察に行ったベトナム関連のコース。ご存知の通りベトナムには素敵な布のデザインや素朴な柄が特徴の陶器など、魅力的なものがたくさんありました。現地のデザインを参考に、スペインタイルの技法で作れるスペインタイル風?ベトナム雑貨を作っていきます。既にできたもの、いくつかご紹介しますね。まずは東京教室で今年の6月に開講予定です。
●ベトナムのテキスタイルデザイン
カラフルな直線基調のデザインをクエルダセカで作ります。顔料を使ったり粘土を使ったり。プラスαの新しい技法もご紹介します。洋風の掛け軸、アクセサリーフックに加工予定。
●スグラフィ-トタイル
粘土を彫っていると無心になれる、という生徒さんの声をよく聞きます。そんな時間を過ごしたい方におすすめ。現地の木彫りの民芸品を参考にしました。
●陶器
バッチャン焼風の陶器各種。ちょっと渋めの色合いと、赤を使った明るい色合いで作ります。
●アロマタイル
エンゴーべだけで絵付けし、出来上がりも水気を吸う状態にしたタイルにアロマオイルをたらして飾ります。はす型のワイヤーフックに加工予定。
日々の生活ではいろいろな困難があるとは思いますが、余裕ができたらどうぞまた教室にいらして下さい。私達はできる限り通常通りに教室を開け、いつも通りに皆様をお待ちしております。 スペインタイルア-ト工房 代表 船戸洋子