4月2日、5月7日のブログに続くモロッコ陶器のお話第三弾。最終回です。今回はサフィという街を紹介します。この街は、日本のガイドブックにも載っていて、“陶芸が盛ん”と紹介されています。私も普通に日本のガイドブックで見つけたので、これはぜひ行ってみたいと思い訪ねました。
サフィはカサブランカから約200キロ南下した、大西洋に面した海沿いの街です。写真は、高台にある陶器博物館からの眺め。眼下には工房が軒を連ねる陶工区が見えます。
高台にある陶器博物館は、18世紀に建てられた要塞。1990年までは刑務所だったそう。屋上には砲台が残されていました。建物自体も面白い。館内には古い陶器が飾られていて興味深かったです。
陶工区には土塀?とレンガでできた古い窯があちこちにありました。写真の窯はもう使われてなさそうな窯ですが・・・。
陶工区とメディナにはたくさんの陶器のお店があって、目移りします。フェズのお店はあまり安くなかったけど、こっちは値段も安くてお買い得。散策がとっても楽しいっ。
通りの壁や工房の壁には大きなタイル画が!すご~い!こういうのを見るとテンション上がります。
モロッコ陶器は、デザインもどちらかというと大雑把で決して高価な陶器ではないけれど、手作りされた素朴さのなかに漂うアラブ色というか、イスラミックな雰囲気が、なんともいえず異国情緒たっぷりで、私はとっても好きになりました。みなさんも機会があればぜひモロッコへ・・・。
最後に写真を2枚。タイルが張り巡らされた霊廟(お墓)と神学校です。モロッコでは、ビックリするようなモザイクタイル貼りの建物もたくさんありました。どれも本当に美しかったです。よく、こんな細かく貼れますよね・・・。ホントすごい。<MK>