バーナード・リーチ展

東京・駒場にある日本民藝館で開催中のバーナード・リーチ展に行って来ました。

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バーナード・リーチは柳宗悦らが起こした日本の民藝運動に大きく影響したイギリスの陶芸家です。

ここしばらく”ぽてっ”とした陶器が見たくて、同館で3月に開催していた「スリップウェアと西洋工芸展」に行くつもりが足を運べず残念だったので、今回のバーナード・リーチ展は楽しみにしていました。

バーナード・リーチの作品はたまに狙って素朴にしている感じが見え、気になることもあるのですが、それでも制作年代を追って見ていくと、わざと感が無くなっていくので、やはり巧みなんだと溜め息が出ます。

基本的には器の展示ですが、タイル(陶板)もいくつかあり、とても存在感のあるステキなものです。エッチングやインク画なども展示されています。こういう作品展を見ると自分も何か作りたくなりますが、今回は陶器目当てで行ったのに、なぜか力の抜けたゆるいインク画を見て、絵が描きたくなりました…

他にも陶磁器やガラスなどの併設展も充実していますが、私は同じ民藝運動に携わった濱田庄司の、水滴などの小さな陶器類に惚れてしまいました。形と雰囲気が非常にかわいくて、自分が一点だけ持つならこういうものかいいなあと思いました。

どんなものも写真(カタログ)で見るのと実物を見るのでは大きく違いますが、バーナード・リーチの作品ももちろん同じで、釉薬や土の質感、暖かみ、エネルギーは実物が写真を遥かに凌駕します。

展覧会は8月26日までです。お近くに行かれる方はぜひ。(R.K)

日本民藝館HP(展示作品の写真もいくつか紹介されています)
http://www.mingeikan.or.jp/

スペインタイルアート工房HP

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