2012年10月15日のブログでも紹介した
宮城県牡鹿郡女川町の復興プロジェクト「みなとまちセラミカ工房」。
ここで大きな注文がまいこんで、全員総出で制作中です。
ホテルのルームナンバーを描いたタイル48枚。
震災前に女川漁港があった海から少し山に登った空き地にオープンする、トレーラハウスホテル「El Faro」(スペイン語で “灯台” の意味です)の48部屋ひとつひとつにこの手描きタイルが貼られます。
太陽よりも高い灯台を作ろう!そしてそこから町を見下ろして、一歩一歩進んでいこう、という意味をこめた El Faro。
このホテル、トレーラーハウスが25台ほど集められてそれが客室になります。その中心にテントを張ってオープンテラスを作るそうですよ。そこでは地元女川の新鮮な食材を使った食事が有名シェフ監修のもと提供されるようで今から楽しみです。
そうそう、女川から出港するマグロ漁船ではよく「メルルーサ」が獲れるそうです、メルルーサはスペインではよく食べられる食材。タラよりも水っぽく無くて、塩で焼くだけでおいしい!フィッシュ&チップスにもよく使われます。女川でメルルーサが食べられたら嬉しいな。
明日からはこのホテルの看板や部屋番号の周りに貼る装飾タイルの制作も待っていて、スタッフは朝から総出です。
ホテルがオープンし、みなとまちセラミカ工房で描いた看板や装飾タイルが飾られたらまた報告しますね。
そして重ねて皆さんにお願いです。
町の復興に欠かせない“女川発スペインタイル”を作るため、この工房ではデザイン画を募集しています。今後まず最初に復興が期待される女川漁港やその周辺を飾るタイルなど、以下のブログをご参照頂きぜひデザインをお送りください。締め切りはありません、皆さんが描いてくださったタイルが将来女川の町を彩ります。ご協力をお待ちしております!
*既にデザイン画をご提供くださった皆様、本当にありがとうございます。皆さんのイニシャルをタイル画に描いて町中に貼っていきますね。皆さんがご提供くださったデザインのタイルをどんなところにどんな風に使ったか、随時ご報告します!<YF>