展覧会作品(ドールハウス)のご紹介2

前回に続いて、今回は制作中の諸々をご紹介します。

まずは粘土でバスタブを制作。形を整えて乾いたら一度素焼き。

13123001 焼き上がったバスタブに合わせて床の土台を作ります。四角いマス目は床タイルの貼り付け位置。床とバスタブに合わせて壁を作っていきます。20cm角のアクリルボックスに収納するため、外壁部分で19cm角のサイズです。バスタブの右側の四角いタイルはシャワースペースの床。こちらも入るか確認。もちろん一度でうまくはいかないのでヤスリ掛けしました…

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バスタブは底・内壁・上部・外壁を絵付けするので、手で持ちながら絵付けできる順番を考えて数回に分けて絵付けします。まずは底をクエルダセカ、次に上部をマヨルカ技法で絵付けしここで一度焼きます。今度は内壁→外壁の順番で絵付け。外壁は壁に接する側は絵付けしないので、案外楽に絵付けできました。

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焼き上がったところ。水栓パーツも取り付けました。これは極小のボールチェーンや9ピン、ゴムシートなどで作っています。シャワールームの床にも排水溝を取り付けます。金属メッシュ板とプラ板を丸くカットしています。

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床や壁のタイルも数を計算して制作します。しかし貼っている最中に壁のタイルが4枚足りなかったというオチが… 右端の写真は貼り終えて目地を入れているところです。マスキングテープがベタベタです。

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家具・小物類も作っていきます。今回は家具は洗面台だけでしたが小物が多くて時間がかかりました… 洗面台はシンクのみ陶器。引き出しはもちろん開きます。一番気に入っているところは配水管だったりします…

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最後に小物の一部をご紹介して終わりにします。

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1と2はシャワーヘッド。叩いて縁にカーブをつけたパンチングメタルを陶器のヘッドに接着しています。
3はアルバレロ(薬壷)。スペインではお土産屋さんでもよく見かける形で、私はこの形の壺が大好きなのです。お土産屋さんでは砂糖や塩用として売られています。4はその蓋を開けたところ。
5〜7は中身を見せるためアクリルパイプに底と蓋を作ってつけたもの。コットン、綿棒、バスキューブ、石鹸、バスソルト…などをイメージして入れました。
8はソープトレイ。
9はシャンプーやコンディショナー入れです。ポンプ部分はプラ棒などを加工して制作、もちろん押しても中身は出ません。
10は今回の一番の失敗作。半田付け、難しいです…
11は洗面台シンクです。天板にうまく収めるため、かなり天板のほうを削りました。蛇口は木材と金属パーツで作っています。
12はソープボトル&ハブラシ立て。教室のカリキュラムで実際に作っているデザインを元に、受け狙いで作りました。でも小さすぎて絵が全然描けなかった…
13のティッシュボックスは14のように底が外れます。
15はタオル掛け。
16の鉢は搬入日の前夜に作ったグリーンを入れて飾りました。〆切ギリギリすぎてグリーンを入れた写真がありません…

長々とお付き合いありがとうございました。
また2014年4月には大阪教室の展覧会が開催予定です。大阪教室の生徒さんたちがどんな作品を出品されるのか、とても楽しみです。お近くの方はぜひ会場へいらしてくださいね。<RK>

スペインタイルアート工房HP

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