コルドバのパティオ祭り

2017年になりますが、生きているうちに一度は見たかった「コルドバのパティオ祭り」へ行きました。建築やしつらえに興味がある私にとって、たくさんの一般家庭の中庭を拝見できる夢のような旅でした。

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コルドバはスペイン南部の都市で、メスキータ (旧モスク・現カトリック大聖堂) のある歴史地区が世界遺産になっています。訪れるのは3度目ですが、さすが祭り真っ最中。かつて見ないほどに混雑していました。

さてパティオといえば素敵な草花ですが、そのような写真はネットにたくさんあるので、個人的に興味深かった写真をいくつかご紹介します。

井戸
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アンティークのタイル
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壁を飾る絵皿1
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壁を飾る絵皿2
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壁を飾る絵皿3
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絵皿とタイル
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壁に飾られた屋根亙
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屋根瓦を使ったアート作品
亙はいろんなパティオで装飾に使われていました。
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洗濯場
洗濯板ってどこも同じなんだなと思ったら、そもそも明治期に欧州から入ってきたものなのですね…
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ミニチュア
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表通りの窓
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個人的には、こんなこぢんまりとしたパティオに特に惹かれます
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今年ものパティオ祭りはもうすぐ、5月6日から始まり5月20日まで。時間は11-14時・18-22時です。参考になるかわかりませんが、将来行かれる方へアドバイス…

地図は現地で貰えるので、それを頼りに歩きます。
地図は事前にダウンロードもできますし、スマホで見ることもできます。
スケジュールなどもこちらで確認できます。
http://patios.cordoba.es/

祭りに参加しているパティオは、入り口に赤いコニファーが門松のように置かれています。
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もちろん無料で入場できますが、個人宅のパティオにはチップ皿があり、チップを置くのも自由です。
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メスキータ近くのパティオはとにかく混んでいます。特にALCAZAR VIEJO地区は観光バスを停める場所が近いせいか、写真の通り。
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ただし一人がパティオに滞在する時間は3〜10分程度なので、列は案外サクサク進みます。また係の人が入場者数を調整してくれるので押し合いにはなりません。とはいえ人混みというだけで疲れてしまうので、落ち着いてパティオを見たいならメスキータから東か北へ遠い所がお勧めです。

晴れていると暑いですが、雨が降ると寒く、狭いパティオ内で傘を差すのも邪魔なのでレインコートがあると便利です。

夜は日中とはひと味違う雰囲気を味わえます。ただ花の写真を撮りたい場合は、照明で花の色も変わるので昼間のうちが良いかも。
ちなみにこの写真は21時過ぎ。まだまだ明るいですが草花を撮るには暗いです。
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今回は夢中で写真を撮りまくった旅だったので、次また行けるなら、もう少しゆっくりと堪能したいと思っています。<RK>

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