ジローナはバルセロナから電車で1時間ほどの所にある街です。一昨年訪れた時、ちょうどフラワー・フェスティバルが開催されていました。
ジローナには「天地創造のタペストリー」とロマネスク美術を見ること、陶器の街ラ・ビスバルへ行く足がかりにするために行きました。フラワー・フェスティバル期間は事前に知っていましたが、花はどうでも良かったのです。しかし、たどり着いたら凄い人! レストランもいっぱいだし普通に観光するならお祭り期間は避けるべきですね…
でも良いこともいくつか。
・人が多すぎるので安全。スリには注意ですが、人気の無い道で怖い目に遭う可能性がありません。
・どこで何を撮影していても目立たない。
・普段入れないところに入れる。観光客向け以外の施設もフェスティバルに参加していると入れます。
また美術館など有料の施設は空いていました。「天地創造のタペストリー」はカテドラルの宝物館の一角にあるのですが、私がじっくり見ている間は誰も来ませんでした… (撮影禁止だったので写真はありません)
また有料の施設でもフラワー・フェスティバルをやっている箇所には無料で入れるようになっていました。
さてフラワー・フェスティバルは花に関するインスタレーションという感じで、花そのものを使わない展示もあり、なかなか不思議な催しでした。
こちらはエッフェル塔を設計したエッフェル作の「古い魚屋の橋」。ラッピングされてラップの間に花が挟まれています。1枚目の写真の右奥に全体が見えます。
城壁の遺跡。
ミツバチがモチーフ。子供が楽しそうです。No.88なのが蜂蜂って感じで日本人的にウケました。
「道」というタイトルが付いていました。
アラブ浴場。元の姿がよくわかりません… ここは外まで列が出来ていて、いちばん混んでいました。
カテドラルの回廊
サン・フェリウ教会
サン・ペレ・デ・ガジガンス修道院 (考古学博物館)
サン・マルティン教会
教会の中には童話をテーマにした複数の作品がありました。
これはみにくいアヒルの子。奥で見守るのは…聖ヨセフでしょうか? 祭壇の中にしつらえているわけですが、不思議な世界です…
街なかにはあまりタイルがありませんでした。インスタレーションで隠されていたのかもしれません。(美術館の中にはありました)
タイルの代わりに可愛い(?)柱頭彫刻をいくつかご紹介して終わります。
仲良しさん
真ん中の人の羽根、ものすごく細かく彫ってあります
頭に花が咲いてます
超短足の動物
柱礎部分も素晴らしいです。おねだりワンコ。と思ったけど食らいついたら離れない感じですね…
ジローナのフラワー・フェスティバル(Girona Temps de Flors)は毎年5月に1週間程開催されているようです。
中世の街並みが売りのジローナですが、さすがにお祭り中は趣がほとんどありませんでした。祭りも面白いのですが、イベントが無い時に再訪したいです。<RK>