スペインオムレツ

久しぶりにスペインオムレツを作りました。スペイン語ではトルティージャ・デ・パタタスと言います。パタタスとはじゃがいものこと。スペインの代表的な料理のひとつです。

バレンシア留学時代、語学学校の先生が料理を教えてくれるクラスがあり、その時のレシピがこちら。なんとも素っ気ないレシピがスペインっぽいです。

材料はシンプル。じゃがいもと卵に塩と油のみ。しかもじゃがいもの量、750gって多くないですか?卵4個との比率がおかしい…。じゃがいも炒めに卵を絡めるだけ?って感じのレシピです。

このレシピは一旦置いておいて、私はこの留学時代に実家がバルを経営していて、そこで働いているスペイン人息子にこのオムレツを作ってもらったことがあります。すごく美味しかったのですが、隣で作り方を見ていてぎょっとしたのを今でも覚えています。

基本は乱切りしたじゃがいもを生のままひたひたの油に投入して揚げるように転がし、きつね色になってきたらフォークでそれらを潰しながら炒めていきます。潰れたじゃがいもがそれらの油をどんどん吸収して油はだいぶ少なくなってはいましたが、この大量の油にまずびっくりし、油の処理が面倒そうだなーなんて思っていたら、なんとそのままボールに溶いておいた卵の中に油ごとじゃがいもを投入してひと混ぜし、それをまたフライパンに戻して焼き始めたのです。。。

えーーー!油捨てたりキッチンペーパーで吸い取ったりしないわけ???

「どこのバルでもこうやって作ってるよ、普通だよ」とのこと。出来上がりを食べてみても確かにいつもバルで食べてる味だし、美味しい。。。

見なかった方がよかったかも、と思いつつも油とじゃがいもの相性の良さを再確認したのでした。

脱線しましたが、これを踏まえて、自分で作る時も油は若干多めで作っています。

今回は新じゃが3個と新玉ねぎ1個、卵6個。これに塩、胡椒です。油は米油で。

「AZUCAL」(=砂糖)と書いてある蓋付きの器には塩が入ってます。

スペインでは揚げ物などはひまわり油などを一般的によく使っていますね。

私はじゃがいもだけではなく、玉ねぎも必ず入れます。甘さと旨みが増して美味しいんです。スペインでも玉ねぎを入れたものもよく見かけますよ。

少量の油でも済むように、乱切りしたじゃがいもは一度レンジでチンして柔らかくしておきます。その状態からフライパンに多めの油をひき、きつね色になってきたら半分くらい潰して炒めます。画像は既にじゃがいもと玉ねぎが油をたっぷり吸った状態です。

味付けは塩、胡椒のみ。私は溶いた卵の方に味付けしてます。

その後の工程は一緒で、炒めたじゃがいもなどを溶いた卵の方へ投入してひと混ぜし、フライパンに戻します。途中で裏返して両面きつね色になったら出来上がり。

ポイントはじゃがいもを潰しすぎないこと。ほくほくして食べ応えが増しますよ。とっても簡単なので興味のある方はぜひ作ってみてください。油の量はお好みで、笑。<KY>

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