このパンデミックで家に引きこもり、DIYも色々とやりましたが
一番多く作ったものはミシン作品でした。
多くの方がそうだったように布マスクからはじめましたが
どれも作りたくて作ったというより、欲しい・必要という思いで制作。
木工もそうですが、私の制作意欲は実用的なところから始まるようです。
家庭科の授業や文化祭などと関係なくミシンで作ったものは
ウエストゴムのパンツ、パジャマ、カーテン、小袋くらいでしょうか。
その後いつの間にか親がミシンを買い換えて、使い方が変わってしまったこともあり
20年以上、ほぼミシンには触れずにいました。
そして一昨年マスクを作る時に親にミシンの使い方を習おうとしたところ、思い込みで使っていて糸のかけ方など間違えていたことが判明。取説を先生として作業することになりました。
写真はありませんがエコバッグなど作って慣れてから、まずはゴムパンツを制作。
パンデミックの始めのころ、電車やバスに乗った日はウイルス対策として服は全部洗ったほうが良いと考え、それなら速く乾くようにと薄い生地で作りました。
1着めは昔作ったゴムパンツと同じように、型紙を使わず直裁ちで作りましたが(高校生の時に買った本を参考に)、やはりフィット感がイマイチで、その後は型紙を作るようになりました。
しかしさすがに生地が薄すぎて透けました…
対策としてでペチパンツを作成。少し暖かめの生地で作れば、薄いパンツを春秋も履けるようになりました。
それからずっと気になっていたカットソー類。
私はボディサイズと比較して腕が太く、特に二の腕はパツンパツンになることが多いです。
見た目のこと以上に、突っ張ってしまい着心地が悪いことが気になります。
それで二の腕が楽なTシャツを作りました。
左の1着だけ外出用、残りは自宅用。
寒がりなので冬はタートルネックが必須です。
しかしTシャツと同じように腕がきつかったり、首が絞まったりで、体に合うものがなかなか見つからない、見つかっても次のシーズンには同じものは無いことが悩みでした。
自分で作れれば全て解決です!
とはいえなかなか形が決まらず、調整しつつ山ほど作りました。
写真のものが全部ではないうえ、ほとんどみな違う型紙です。
そもそもニット生地は生地毎に伸び率が違うので、型紙は生地に合わせて作るそうです。
それでももうちょっと何とかなるかと今もまだ試行錯誤中。
さてゴムパンツと同じように、洗ってすぐ乾くことを目指して布帛のブラウスも制作。
やはり型紙が決まらず、こちらも試行錯誤中です。
腕の太さ以外に体型の問題として、服の前がずり上がってきて首が苦しくなることが良くあり、これを解決するのがなかなか難しいです。
肩線が浮いたりするのも調整が難しい…
夏の羽織も作りました。市販のものは袖が細いので、中に布帛ブラウスを着るとモソモソします。写真は3着ですが、これも型紙がうまく決まらず、最初の1着は没にして、もう1着は解いて作り直しました。
こちらが没にした羽織の解いた生地で作り直したカットソー。
透ける生地のため内側に別のカットソー(丈が短すぎたやつ)、衿・袖・裾にまた別のカットソー(一部毛玉になってたやつ)を組み合わせました。
ゴムパンツは重めの生地で作ると下がってきてしまうので、前あきファスナーのパンツも作りました。
まずは自分の原型パターンを作って試作。
すごい生地ですね。家でしか履いていません。
死蔵のクロスで作りました。バティックかな…?
この試作パンツがなかなか上手くフィットしたので、これを元に沢山作りました。
どれも少しずつ腰周りや太さ、長さなどが違います。
下半身はほぼ自分に合う型紙の調整が出来ました!
市販の着づらい服もリメイクしました。
パンツはハイウエストを普通のウエスト位置に変更しましたが、大変だったのでもうやりたくありません… プロの方は魔法使いみたいに感じます。
中央のカットソーは襟ぐりが大きすぎたので、生地が薄くて寒いため着る機会が少なかったタートルを合体させたもの。右は裾が短かったのでレースを加えて長くしただけ。
今回写真を取ってみて、思っていた以上に作っていたことに驚きました。
全20着くらいかと思っていた…
実はまだあるのですが、記事が長くなりすぎるので次回に続きます…
そして市販の服がだいぶ自分に合っていなかったことにも改めて気付きました。
最後に、ちっともタイル関係の話題が無いので昔作ったボタンをご紹介。
市販のカットソーカーディガンのボタンを付け替えたものです。
粘土で作りクエルダセカ技法で絵付け。くるみボタンパーツに接着しています。
直径は約18ミリ。洗濯の時は気を遣います。<RK>