ヘアピンとボタン

マスク生活になって、一日中マスクを耳にかけていると頭痛になるため、マスクのゴムをかけられるヘアピンを作りました。(2年前の話です)

こちらはヘアピン用のパーツを素焼きしたところ。スペイン陶土を使って、六角形のパーツ以外は着色顔料を加えています。六角形のパーツが約1.5cmです。

絵付して焼成。葉っぱ型は昔作った石膏型から。他は手持ちのスタンプを押しました。

もちろんはじめから上手くいくわけでもなく、こちらは失敗例。丸いパーツは釉薬が多すぎたようで、ヨレてしまい作り直しました。ところでこちらの素地は1枚目の写真でピンクだったものです。青い釉薬をかけて若干紫がかるようにしましたが、わかりにくいですね。
水色と黄緑のタイル(クエンカタイル)は、いつかのミニチュアハウスで使った石膏型を利用。

写真は窯から出したところ。側面まで施釉したので、垂れ対策でステルツに乗せて焼きます。パーツが小さいため、ステルツも小さいものを自作しています。

日本の陶土でも作りました。スペイン陶土とは違って1200度以上で焼いています。
ちなみにスペイン陶土はこの温度で焼くと溶けてしまいますよ! ステルツも日本の陶土で作っています。

根元に平皿がついているヘアピンに接着して完成。
ヘアピンは耳の後ろあたりにつけて、陶器パーツ部分にゴムを引っ掛けて使います。マスク関連では後頭部で留めるタイプも良さそうですが、ヘアピンだと片側だけ外して水分補給などしやすいです。

よく着るような服の色に合わせて作ってみたものの、ヘアピンを付けるとピアスと被るので結局黒系ばかり使っています… そして例のヨレたパーツは若干大きかったので、ヘアピンにはしませんでした。

日本の陶土ではシャツ用ボタンも作りました。スペイン陶土のボタンも良いですが、飾りボタン向きですね。スペイン土は低音焼成のため洗濯機で頻繁に洗うのはちょっと怖いです。
日本の陶土を使用したのはヘアピンよりもこちらが目的で、これだけ焼くのも勿体無いのでヘアピンなども作ったのです。

こちらは日本の黒陶土を施釉せずに焼き締めたものを自作の羽織につけました。上の写真の真ん中にあるものです。何度も洗濯機にかけていますが問題ないようです。(我が家は縦型洗濯機です)

ボタンは試作だったのでまた違う方法で作ってみるつもりですが、まずは服を作らないと…<RK>

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