アムステルダムのカナルハウス庭園見学

アムステルダムで毎年6月に開催されている「Open Garden Days」(オープンガーデンデイズ)に行ってきました。

コロナ禍はお休みしていたらしく、今年は3年ぶりの開催とのことでした。

アムステルダム中心部の運河沿いに立ち並ぶ縦に細長い住宅(カナルハウス)は、間口がとても狭い長屋のような作りになっています。17世紀ごろから運河周辺の都市整備が始まったらしく、間口の幅によって税金が課せられていたので、節税対策でこのような極端に幅の狭い建物が乱立したようです。

また、当時の建築基準法により、土地の半分は家、残りの半分は庭にしなければならないと決まっていたそうです。運河沿いを歩いていても庭は全く見えないので、この細長い建物の奥に同じ広さの庭があるとは全く想像がつかず。。。

でもこのオープンガーデンデイズ(3日間)に参加すると、この隠れた秘密の庭に入れちゃうのです!

たまたま行こうと思っていた博物館のウェブサイトを見ていたら、この博物館の庭がこのイベントに参加していて、偶然イベントを知ることになりました。超ラッキー。しかも知ったのは開催前日。ナイスタイミングでした!

今年登録されている庭は全部で26。博物館のような公共施設もあれば会社やホテル、個人邸まで大小個性豊かな庭の見学ができます。

参加は有料(と言っても大した金額ではない)で、代金と引き換えにスタンプラリーブックをもらいます。これには26邸の住所と簡単な地図がついていて、オリエンテーリングのように邸宅をまわるような仕組みになっています。

イメージとしては、スペインのコルドバのパティオ祭りのような感じですね。

パティオ祭りと違うのは、家の奥に庭があるので、必ず家の中を通り抜ける必要があることです。

でもこれがとにかく楽しかった!(もちろん庭も素晴らしかったですよ。。。)

17世紀に建てられた歴史あるカナルハウスにお邪魔できるなんて、なんという贅沢。美術館ならともかく、一般の方が普通に住んでいるお宅に見知らぬ人を招いてくれるなんて、こんな素敵なイベントがあって良いのでしょうか?

もうドキドキです、胸が高鳴りまくりです、笑。

入口を入ると、当然ですが、建物の奥行き分だけの長い廊下、その先に同じ長さの庭が続く、という作りが基本系です。庭の幅も基本は建物の横幅と同じ幅なのですが、所によっては2軒分の庭がひとつの大きな庭になっているところもありました。

庭もとても美しく管理されていたのですが、同時に邸宅の内装もとても素敵だったので今回は邸宅の内装を中心にご紹介したいと思います。(庭については個人のインスタグラムにも投稿しています)

なんせ17世紀の歴史ある邸宅です。とにかくタイルが綺麗すぎました、笑。

入口の門をくぐるなり、いきなり廊下じゅうタイル内装のオンパレードのお宅。

タイルはもうボロボロです。でもこの古い感じがとても良い!

実際に暮らしの一部として経年劣化した味わい深いタイルたち。

博物館では絶対に得られない貴重な体験でした。

暖炉に使用されているタイルはデルフトタイルとレリーフタイルのコンビネーションでそれはそれは美しく。今まで見た暖炉の中で圧倒的に美しかった!

少しモダンなタイルもありましたが、これはこれで素敵でした!

見学できるお宅には緑の旗が掲げられているのですが、入口は各々で異なります。

半地下から入るお宅もあれば、2階から入るお宅もあり。

そもそもこの歴史地区のカナルハウスには半地下の入口があるお宅ばかりなのですが、これは裕福なお宅の象徴のようです。

半地下にはキッチンや家事部屋があり、主にお手伝いさんがいる場所。つまり、お手伝いさんを雇えるくらいの裕福な家庭ということになります。

1階(日本でいう2階)には食堂やリビングがあり、家主が過ごすスペースです。

基本的にはこの半地下からそのまま庭に繋がるか、あるいは数段階段を上って庭に出るか。2階から入った場合は庭を見下ろすかたちです。確かに2階から見下ろす方が庭の造形や全体像をよく見渡せます。

3日間で26邸すべて制覇しました!歩き続けて足が棒になりました、笑。

庭園見学だけではなくカナルハウスの内部構造まで知ることができてとんでもなく素晴らしい体験となりました。

毎年開催、参加する庭は各年異なるそうなので、この時期に旅行で来られる方にはぜひ参加してほしいイベントです!<KY>

個人のインスタグラムでは何気ない日常生活や異文化での新たな発見などの投稿をしています。ご興味のある方は覗き見してみてください!

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