2019展覧会作品「タイル工房」7

前回で躯体が完成しました。今回は外壁の装飾部分を紹介します。

スペインの街中を歩くと壁や看板のタイルに目が行きますが
こんなところにもタイル!と嬉しくなってしまうのが、バルコニーの裏側。

こちらはミニチュアではなく、グラナダで撮影したバルコニー裏。
2階のバルコニーを道路から見上げた写真です。しみじみ可愛いです〜

今回のハウスは2階建てなので、バルコニー裏タイルが作れます。

制作途中の写真がこれしかなく、ほぼ完成していますが…
黒く着色した板の両面にタイルを貼ります。
片面に絵タイル(バルコニー裏)、もう片面はテラコッタ風タイル(バルコニー表。
手前の黒枠はプラ棒で作っています。

絵タイル側にプラ枠を被せ、間に桟も貼ります。
現実なら補強の桟ですがミニチュアだから装飾目的で。

玄関灯は石膏型に粘土を被せて制作。
乾いた石膏の塊を削って写真の形にし、薄く伸ばした粘土を被せて整形します。
「家」モチーフの灯りで、明かりが漏れる穴が窓、三角部分は屋根になります。

こちらは玄関ドア周りの壁に貼る絵タイル。
1枚12.5mm角と小さく鼻息で飛んでいってしまうため、このように動かないようにして描きます。
接着はせず、棒などの間に挟んでいるだけです。

貼り付けた状態。

制作写真はありませんが、ドア上の看板と右の吊り看板も制作。
両方ともクエルダセカ技法です。

ドアの上に看板タイル→飾りモール→バルコニーと来ます。
2階の床とバルコニー面が段差なく繋がるよう、制作物の厚みを計算するのがちょっと面倒でした。
ドアの幅は6.5cm。

バルコニーを上から見たところ。柵に被ってわかりにくいですが、六角形のタイルが2階床、四角形のタイルがバルコニーで段差はありません。

バルコニーの柵も基本はプラ棒で制作。縦棒の中央あたりにある飾りは樹脂粘土で作っています。
接着剤でくっつけているだけなので強度不安があります…

バルコニーの花を作ります。
鉢が焼けたらコーヒー粕とボンドを混ぜたものを入れ、針金を捻って着色した茎を刺して乾かします。
針金の「捻り」は気になる時は粘土などを被せるのですが
今回は葉っぱと花で見えなくなるのでこのまま。

樹脂粘土で作った葉っぱを貼ります。
これ、搬入前日の写真です…
万一間に合わなくても作品としては成り立つので、後回しにしました。

樹脂粘土で作った花を貼って完成。必要に応じてニス塗りします。
一応ペチュニアのつもり。

風見鶏はプラ板・プラ棒・木の丸棒から作ります。
東西南北の文字はプラ板から切り出し、棒に貼って、さらにパイプ型のプラ棒に貼ります。
スペインの家なので西は「O」です。
鶏と矢印もプラ板から切り出し、こちらは木の棒に接着。

屋根の先には穴を開けた土台パーツを付けてあり、風見鶏はそこに差すだけ。
接着はしてないので、文字部分と鶏部分はそれぞれ回転します。

この屋根の土台パーツが展覧会の搬入中に取れてしまい、慌てて現地で接着しました…
ミニチュアの持ち運びは大変です…

次回も小物を紹介します。<RK>

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