オランダの冬の風物詩:スケート

みなさん、あけましておめでとうございます。

今年もオランダ生活のアレコレをみなさんにお届けできたらいいなと思っています!

さて、今年2024年になってからオランダもぐっと寒さが増しています。

運河が凍ることもしばしばで、最近はマイナス5度くらいの日が続くようなそんな日々です。

でも子供は風の子?で、オランダの冬の風物詩、スケートリンクは大盛況です。

(写真は昨年末のものです)

昨年のブログにも書きましたが、11月後半あたりになると、突如各地域の広場にスケートリンクが設営されます。

みんな本当に小さい頃からスケートに触れているので結構上手。

自転車に乗るのと同じ感覚で、小さい頃にできてしまえば怖さもなく、フツーに歩いてるのと同じ感覚でできてしまうのでしょうね!

さて今回はそんなオランダの冬の風物詩が題材の絵画のご紹介です。

オランダに来るまで知らなかった画家で、ハーグにあるマウリッツハイス美術館

で初めて見た瞬間に大ファンになった画家。

「Hendrick Avercamp」(ヘンドリック・アフェルキャンプ?読み方わかりません💦)

この画家の「Winter Landscape with ice Skaters」というシリーズです。

1608年~1620年頃に描かれていたシリーズで、アムステルダム国立美術館にも

数点同シリーズが展示されています。

マウリッツハイス美術館のものは、ものすごく横長の作品なので一枚の写真に収まりきらなかったので、アムステルダム国立美術館の作品を2点ご紹介します。

どちらも17世紀の人々の冬の生活が描かれています。

凍った運河でスケートやソリを楽しむ人、商売してる人、ゲームしてる人、すっ転んでる人、氷層の割れ目から運河に落ちてしまった人など、当時の情景そのままに描かれているように思えます(本当のところはどうかわかりません。想像で描いている部分もあるかもしれませんね)

ただ、少なくとも当時の市民の服装や冬のアクティビティがどんなだったかは想像つきますよね!

多分ひとつの絵の中に200人くらいは登場していると思うのですが、どれをとっても

なんとなくコミカルで今にも動き出しそうだし、声まで聞こえてきそうなところが私のお気に入りポイントです。

これらのシーリーズは恐ろしく描写が細かいので、美術館で人物を一人一人確認していると長時間、絵の前を占領して大迷惑。(実際に占領していた。。。)

なのでこのシリーズのポストカードやクリアファイルを買って、改めて拡大された絵を見ながら、そのかわいさにニヤついております。

その拡大部分の一部はこちら。

17世紀の当時からスケートが幅広く浸透していたオランダ。今もその文化が続いていてなんだか嬉しくなります。

こちらはクリスマスシーズンに発見したツリーに飾るオーナメント。

オランダらしくてかわいいですよね!

わかりにくいかもしれませんが、右側はソリです。

それと近年では、運河は凍っても人がその上でスケートをできるほど分厚い氷はできないようです。温暖化の影響ですね。

でもカモさんたちが上手に氷の上を歩いている姿はよく見かけます。

オランダ人は今も昔もこうやって冬の寒さを楽しんでいるようですが、

日本人の私は、(早く冬終われ!)と心の中で叫んでいますwww<KY>

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