エジプトに行ってきました〜カイロ編〜

いつか行ってみたいと思っていた神秘の国、エジプト。

日本から行くには少しハードルが高いけど、オランダからだと直行便でカイロまで4時間半、時差1時間(ひと足先にヨーロッパがサマータイムになったので、今の時期は時差なし)で行けるのです。

今回の旅はカイロ2泊、ルクソール8泊、ナイル川クルーズ船2泊の計12泊の大旅行でした。

これから何回かに分けて書くつもりですが、今回はカイロ編です。

カイロといえばやっぱりピラミッド!

物心ついた頃から世界ふしぎ発見の大ファンで、古代エジプトの悠久の歴史や高度な文明に興味津々でした。

いつか実物を見てみたい!とずーっとTo Doリストに入っていました。

カイロの4月はもう真夏のような暑さで、午後は40度を超えてしまうほど。

午前中はまだマシなので、観光は午前中に済ませるのがベスト!

ってことで朝7時頃にホテルを出発、8時前にピラミッドのあるギザに到着しました。

でも考えることは皆同じ。すでにたくさんの観光客が来ていました。

しつこい客引きがあの手この手で行く手を阻んで来ますが(ラクダで周遊しない?馬車で案内するよ!このスカーフどう?写真撮るよ!とか)すべてガン無視で自分の目的地に向かってずんずん進みます。

まず現れたのは、かの有名なスフィンクス像。

全長73.5mもあるのですが、これを一枚岩から彫り出したというから驚きです。

スフィンクスの背後に見える3つのピラミッドは左からメンカウラー王、カフラー王、クフ王のものです。

この3つの中で最大のクフ王のピラミッドの中に入ってみました。

どうやってこんな巨大な石を積み上げたのか、なぜ崩れることなく今も存在しているのか、未だに謎だらけのピラミッド。

中に入ったからといって分かるわけもないけれど、想像するだけでも何だか浪漫がありますよね~

ピラミッドへは本来の入口からではなく、かつて盗賊が開けた穴から入ります。

上が本来の入口。石と石で屋根のように支え合っている切妻構造。

空間があると崩れやすくなるので、それを防止する構造らしいです(考古学者の河江先生のYouTubeで勉強しましたw)

さて盗賊が開けた穴から入ると、中は蒸し暑くて若干の息苦しさを感じました。

閉所恐怖症の人はやめた方が良いかも…

入口はさほどでもないけれど、奥へ、そして上へと登るにつれて狭くて急勾配になっていきます。

もしかしたら高所恐怖症の人もダメかも…?

もちろん一本道なので、下りる人と登る人がすれ違う時は大変です。

両手フリーな状態で、ただ登るだけでも大変なのに、どうやってこの空間を掘り進めたのでしょうね…

お宝がどこにあるかもわからないのに…すごい執念です。

20分くらいひたすら登って、やっと石棺のある玄室に到着。

蒸し暑さMAXでした…

石棺以外には何もなく、壁や天井にも絵柄などはなく至ってシンプルな作りの玄室でした。

この石棺、大きな岩をくり抜いて作られているそうです。

よーく見ると表面に無数の削り跡がスジのように刻まれていました。

当たり前だけど全部手作業なのかと思うと気が遠くなりますよね。

しかもこんな場所までよくも棺を運び込んだものです。

当時の過酷な労働を、ほんの少しだけど垣間見た気がしました。

所要時間は3つのピラミッドとスフィンクスを見て約1時間半くらいでした。

(内部に入ったのはクフ王のピラミッドだけ)

想像していたよりもコンパクトにまとまっているなと思いました。

次にそこから歩いて30分くらいの所にある大エジプト博物館に行きました。

こちらは2024年10月に試験オープンされた新しい博物館です。

展示の目玉はツタンカーメンの展示室。

墓で見つかった5000点の未公開のお宝と、現在考古学博物館にある黄金のマスクなどが移設予定ですが、現在はまだ移設されていません。

博物館の本オープンは7月とのことですが、計画通りに行くのかどうかは怪しいところ…

新しい博物館だけあって外観もオシャレ。エントランスのヒエログリフがかわいい!

中に入るとラムセス2世の巨像がお出迎えしてくれます。

その奥には歴代の王の巨像や棺、石碑などが階段状に陳列されています。

階段のすぐ横にエスカレーターもあるので、さらっと見たい人はこちらを利用するのが良いかも。

年代別に細かく分かれた展示室は、この階段を登り切ったさらに奥に広がっています。

館内はものすごく広いので、2時間があっという間に過ぎてしまいました。

ピラミッドから徒歩30分だったのでタクシーに乗るほどでもないと思って歩いて来たのですが、翌日見事に筋肉痛になりましたw

観光客が絶対に見たい黄金のマスクはまだ考古学博物館にあるので、別日にこちらにも行きました。

ツタンカーメンの展示室(2部屋)はいずれも写真撮影禁止でした。

黄金のマスクだけではなく、棺や家具、副葬品、ゴージャスなアクセサリーなど、どれも細工が細かく本当に美しかったです。

盗みたくなる気持ちはちょっとわかりますね…

ツタンカーメンの墓はほぼ未盗掘の状態で発見されたので、今後公開される5000点のお宝が公開されたらそちらもぜひ見てみたいものです!

考古学博物館も気づけば3時間も経過していたくらい、見応え十分で楽しかったです!

ツタンカーメン以外にも見どころはたくさんあったのですが、長くなるので作品紹介は割愛させていただきますね。

ということで、初回はカイロ編でした。

しばらくエジプト旅行記が続きますので、ご興味のある方はしばらくお付き合いください!<KY>

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