一輪挿し2

前回の続きです。

1年以上かけて作った一輪挿しの素材。
今度はデザインに迷って半年手をつけられず。

揃いの図柄にするか、同じ図柄で色違いにするか、
同系色で図柄は変えるか、あれこれ考えた挙句
図柄も技法もバラバラで作ることに。
ただし「トルコ風」という縛りにしました。

それぞれベースを塗ります。
サイズは全て高さ6cmです。

こちらはエンゴーべの絵付けが終わったところ。
簡単なデザインなのであっという間に完成。

焼き上がると色が少し変わります。

釉薬をかけて再焼成。
直接水を入れることはないのですが、汚れ対策で
内側にも釉薬をかけています。他の3つも同様。

こちらは普通のマヨルカ技法。絵付け途中です。

天面のデザイン、はじめは右上の小花の予定でしたが
気分が変わって左下のデザインに変更。

絵付けが終わったところ。

焼き上がり。

こちらもマヨルカですが赤系で。
先に作った八角形とはベース釉薬を変えています。

焼き上がり。思ったより可愛くないし、なんか寂しい…?

ラスターを追加して焼きました。
赤系のラスターだとスペインぽくなっちゃうので、
薄茶色にしてみましたがイマイチ…
それにトルコ風でラスターってあまり見ないですよね。

上の写真だとただの茶色ですが
角度を変えれば光の反射で虹色っぽく光ります。

この赤い花柄ですが、今になって見てみると
もっと小さい柄にしたら可愛かったかも。

さて、絵付けはまっさらの面にいきなり描かず、まず下書きを転写します。
2、3個目のようなデザインだと、パーツごとに転写できますが
最後の1個は天面までつながったデザインなので
かなりアクロバティックな転写になりました。

これは青系にします。
描くのに一番時間がかかりました。

出来上がり。
発色が難しそうなので、これだけは作る前にテストピースを作りましたが
思った以上の出来上がりになって満足!

4つ並べたところ。統一感があるのかないのか分かりません。

ちなみに前回のブログにちらっと書きましたが、
全て底の中央を少し凹ませて、ガラス管が滑らないようにしています。
凹ませておかないと、下の写真のように傾いたりします。
(わざと傾けています)

横に並べたところ。
こうしてみるとガラス管が斜めになってるのがありますね。
凹ませが足りなかったか、試験管の直径より大きく凹ませすぎたか。
さらにガラス管に草花を入れると、草花は直立していないのでもっと傾くかも。
もう作ることはないと思いますが、凹みはもっと丁寧に作らないといけなそうです。

作業場で何ヶ月も放置していたものがやっと仕上がって
気持ちがスッキリしました。<RK>

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