コルドバのシンボル

コルドバはスペイン南部の都市で、世界文化遺産にも登録されている「メスキータ」で有名な観光地です。

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前回マンホールの蓋の記事で、スペインには面白い蓋があまり無いようだと書きましたが、その後コルドバで撮った写真を発見しました。そこにはコルドバのシンボルが。ただ、人が入れるマンホールかどうかは不明なのですが…

このコルドバのシンボルは街のいたる所で見かけます。特にこの蓋にもレリーフされている単純化されたデザインはお役所公式のシンボルなので、旅行者が貰える市街地地図などにもプリントされています。

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図案に描かれているのはメスキータの塔、椰子の木、街、グアダルキビール川、ローマ橋、水車。これをモチーフにしたお土産タイルも売られているんですよ。これはクエルダセカタイルという表面の釉がでこぼこしたもので、15cmくらいの大きさでした。

こちらはもっと大きな水彩タイルです。お土産ではなく、街の壁に貼られていました。観光客も多い旧市街では、特にたくさんの壁に貼られたタイルを見ることができます。それを見て歩くだけでも、とても面白いですよ。
右側の写真は歩道の装飾。黒と灰色の小石で描かれているんです。こういった歩道の装飾はコルドバ以外の街でも見られます。ポルトガルのも有名ですよね。旅行してこういうものを見ると、街に歓迎されているようで嬉しくなっちゃいます。

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最後にコルドバのシンボルに使われたモチーフの写真をご紹介しますね。まず左はメスキータの中庭で撮った、塔と椰子の写真。メスキータはモスク(イスラムの礼拝所)という意味で、現在はキリスト教カトリックの大聖堂になっています。この塔はもともとイスラムの礼拝時間を告げるために建てられたそうですが、その後キリスト教時代に増改築され、鐘楼になりました。中庭は「オレンジの中庭」と言う名で写真にも写っているようにオレンジの木がたくさんありますが、ところどころ椰子がにょきっと生えています。まさに南国といったところですが、この写真を撮った日は暑くて暑くて倒れそうでした。

右の写真はグアダルキビール川とローマ橋の写真。夕暮れが近づくと橋の上は散歩する人たちでのんびりした空気に包まれます。昼間、太陽を遮るモノのない橋の上は灼熱地獄なんですけどね。橋の土台の部分にローマ時代のものが残っているそうです。川を下ればセビーリャに辿り着きます。<R.K>

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スペインタイルアート工房HP

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