シリア・ヨルダン

先日、周りに「なんでそんな所に行くの?!」「無事に帰って来れるの?!」と驚かれながらも、初の中東イスラムの国に行ってきました。どこにある国かと言えば、ざっくり言うと、すぐお隣にイラクやイスラエルがあります・・・。こう聞くと、なんだか物騒なイメージなんですが、シリアやヨルダンは日本からもツアーが出ているし、政情や治安も安定している国らしく、ガイドブックを見ても“素朴で親しみやすく親切な人々”“たくさんの偉大な遺産やホスピタリティを持つ国”“歓迎ムード満点の人々の笑顔に出会える。一日に何度となく「Welcome to Jordan!」と声をかけられるでしょう”“治安も非常に良い”等々、魅力的な言葉が書かれています。

でも内心、ほんとにそんな国なのかな~?と半信半疑で行ってみたのですが(最初に、行こうと決めたのは、世界遺産になっている数々の素晴らしい遺跡を見てみたかったから。) 、実際に行くと・・・確かに、今までの印象を完全に覆す魅力溢れる素晴らしい国でした。

見どころたくさんの観光名所は、ここではあえて割愛させていただきますが(興味のある方はぜひガイドブックをご覧下さい)、やっぱり一番驚いたのは“人”です。説明しにくいので、いくつか私のエピソードを書いておきますね。

1,シリアの名産品の店と日用雑貨のお店にて「今、お茶煎れるから飲んでいきな!」とお茶をご馳走になる。しばし、雑談。雑貨屋の兄ちゃん達は、雪が降った時の珍しい地元の写真を見せて色々と説明してくれる。その間、来る客みんなが、全然不思議がる訳でもなく当たり前のように私に対して「今晩は~。」と挨拶してゆく。お茶、おかわりして2,3杯いただいた上、ピアスを1つタダでいただく。

2,シリアのカフェにて。持っていた小銭(70円くらい)で、「これで何か買えるかなあ。」とダメもとで聞くと冷蔵庫にある缶・ビンジュース、「どれでも好きなもの持っていきな!」 一番高そうだったマンゴージュースをいただく。。

3,ヨルダンの遺跡入口のお店にて。アイスクリームを買いたくて悩んでいたところ、お店の人と少し立ち話になり、ちょっとうち解けたところ「ビール(国産ビールなのでノンアルコール)おごるわ。飲んでいきな!カンバ~イ!」と、しばしビールで盛り上がる。

4,ヨルダンの夜、市場を散歩していると、美味しそうなコロッケ屋発見。立ち止まって見ていると、「1つ食べ!」とくれる。その後、美味しそうなスイーツの店発見。また立ち止まって見ていると、通りがかった知らない人が「食べたいのか?どれがいい?買ってあげるよ。」とおごってくれる。。

5,ヨルダンの首都アンマンにて。昼間時間がなかったが、どうしても地元のスーク(市場)や街中を見学したく、現地ガイドに「夜、タクシー使って行こうと思う。」と話すと「待ってくれるなら、一旦家に帰ってから車出してあげるから、行きたいところ言ってみ。」といわれ、お言葉に甘え車を出してもらう。ガイドブックに載っていた老舗のスイーツの店(またか・・・。しかもおごり。)等々回ってもらう。ラッキー。(ガイドは夕飯も食べずに2時間近く付き合ってくれました・・・。)

あれ?!なんだか、おごられてばかり。こう書くと私ってよっぽど貧乏に見えるのか、図々しいのか??4つのエピソード以外にもあるのですが、とにかくガイドブックに書いていた通り、どこに行っても「どこから来たの?ようこそシリア(ヨルダン)へ!」と人々の笑顔に出会い、子供達は「こんにちは。お名前は何ていうの?私は○○です。」と、なんとも言えない人なつっこい笑顔で話しかけてきたりして、みんな、すっとこちらの心の中に入ってくるというか、こちらを受け止めてくれるというか・・・。都会の街中も活気に溢れ、物騒な雰囲気は全然なく、ほんとにたくさん心を和ませてもらいました。 近年、欧米の国々の、ちょっとツンとした人々に疲れていた私はかなり癒されました。。

みなさんもぜひ、多くの魅力に富んだシリア・ヨルダンへ行ってみてください。間違いなく、今まで“中東の国”“イスラムの国”に抱いていた印象が変わると思いますよ。<MK>

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