このたび東日本大震災により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
3月5日から8日まで、日独交流150周年記念イベントの一環として三重県でもドイツフェスタが開催され、私も主催した日独協会の一会員としてお手伝いさせていただきました。
ライプチッヒ大学日本語学科に在籍する学生14名と彼等に日本語を教えている酒井先生が来日し、ドイツでも昨年 上演した日本語劇 ”権蔵太鼓” を美杉町と津市で上演しました。この他地元のコーラスグループによるドイツの歌、日本の歌の合唱、太鼓チームによる和太鼓の演奏、もちつき、ドイツ人学生によるドイツ料理教室、講演会、シンポジウムなど盛りだくさんの4日間でした。
実際に日本語劇を観させていただき、期待していた以上に表現の仕方が上手で感動しました。
またスケジュールの空いた時間には老人ホーム訪問や、いくつかのグループに分かれて幼稚園を訪問するなど、学生たちも積極的に動いてくれ、私も3名の学生と酒井先生と共に幼稚園に同行しました。”ぶんぶんぶん”をドイツ人学生がドイツ語で歌ったり、数字の数え方の違いを教えたり、グリム童話を日本語で読んであげたりした後、幼稚園児からはあやとりを教えてもらったり、歌のプレゼントをしていただき和気あいあいとしたひとときでした。 そのあと学生3名は伊勢神宮を参拝し、我が家で夕食を食べてからそれぞれ津市近郊のホームステイ先に帰りました。
スケジュール終了と同時に帰国した学生もいれば、旅行してから帰国する学生、いくつかの職場で無償の職場研修を一週間にわたって始める学生に分かれました。伊勢には3名の学生が来て、職場研修をしている最中に東日本大震災が起こりました。地震のニュースに気分は沈むばかりでしたが、予定通り彼らを一度夕食に招き、日本での感想やドイツの現状など語り合いながら食事しました。その日は二見の夫婦岩を見たいと言っていたので、案内したところ、ライプチッヒは海に面していない為、潮の香りに感動し、ドイツで見たことのない貝殻拾いに夢中でした。＜ＹＵ＞
