もともと金属アレルギー気味だったのですが、ここ数年ひどくなってきたので、この夏は手持ちのピアスキャッチを樹脂製に変える作業をしていました。
いままでは金属ポストに樹脂のカバーをつけたり、専用のコート液を塗ったり、キャッチをシリコンに変えたりしていたのですが、その一手間がやはり面倒で。
友達からはゴールドやプラチナにしてみたらと言われたのですが、私はキャッチ式もフック式もよく落とすので、高価なものは冠婚葬祭用にしか買えません。
もちろん樹脂ポストのピアス自体は安価で売っていますが、金属製に比べると気に入ったデザインが少ないのです。
単純にポストだけ付け替えれば済むものは少なかったので、日常使いまわせるデザインと色を確保するべく、たくさん持っていたビーズや購入したパーツで新しく作ってみたら、なんだかたくさんできてしまいました…
いくつかはタイルの技法(粘土成形→素焼き→絵付け→焼成)で手作りしているので、ご紹介しますね。
まずスタンプを押したもの。左のものは粘土にスタンプしてから素焼きしています。釉薬の色や種類によっては模様がうまく出ないので、何個か失敗。右はクエルダセカオイル技法です。
これは特殊釉薬で絵付けしたタイルパーツを、モチーフパーツで挟んだピアス。見た目全く陶器が使われているなんてわかりません…
単に「モチーフパーツで挟む」ことをしたかっただけ。
特殊釉薬は昔ソレイユさんで買ったもので、いまは扱いがありません。(教室にもありません、すみません…)
右の写真は片側だけモチーフパーツ。やはり特殊釉薬を使っています。
このボールは直径18ミリくらいありますが、中空にしているので見た目より軽いです。上に同じく昔の特殊釉薬を使用。
これは…四角い素地をみてたらふと思いついて作ってみたデルフトやポルトガルのタイルっぽいやつ。絵柄のベースを4マスに分けていますが、土台は1枚のタイルです。一マス10ミリ。地の釉薬が荒れてるけど、かえって手作りぽいので良しとしました。
ピアス以外に髪ゴムも作ってみました。そもそもボタンのつもりだったので、裏にくるみボタンのパーツを貼り付けています。ゴムが太すぎて通す時にヨレヨレになってしまいました… はじめから髪ゴムパーツ(土台とゴムが一体化している既製品)を使ったほうが綺麗ですが、自分用だからこれで充分。
左はクエルダセカオイル技法、右はクエルダセカのあと素焼き地に銀色のアクリル絵の具を塗っています。
本当はこの3倍くらい作ったのですが、再焼成が必要だったりヤスリがけの途中で割れちゃったりでとてもお見せできません…
それらが完成したらまたご紹介したいと思います。<RK>