スペインタイルとモロッコ家具

たまたま入ったモロッコ雑貨のお店で、素敵なサイドテーブルを見つけました。

テーブルトップが六角形で、しかもタイルをはめ込めるような7~8mmの深さがあるテーブルです。「これは買わねば!!」と直感で思って近づいてみると、なんと六角形が正六角形ではなく、かなり歪んでいました。少し迷いましたが、モロッコ産だし多少の歪みはしょうがない、とそこは目をつむり、珍しいデザインに惹かれて購入しました。

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歪んでいるとタイルカットが相当難しいだろうな、と思いつつも早速、型紙にとってタイルカットを始めました。直径は約38cm。

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案の定、歪んだ六角形は型紙通りにカットしてもなかなかテーブルにはまりません。とにかくヤスってははめ込み、ヤスってははめ込み、の繰り返しで4時間。ようやく全7枚のタイルがピッタリはまりました。やれやれ。

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今回は水彩(マヨルカ)とクエルダセカを合体させた技法で絵付けすることに。

デザインはモロッコをはじめとしたイスラム圏でよく見られる青を基調にしたデザインにしました。周りの6枚のデザインはこんな感じです。

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まずはタイルに釉薬を描けて青(紺色)部分のみを顔料で絵付けして一度焼きます。

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焼き上がりは青一色でこんな感じになります。

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この上にスポイトで水色の釉薬をぽってり盛っていきます。

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水色が乾いたら次は緑色も同じくぽってりと。

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これをもう一度焼いたら出来上がり。

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スポイトで流した水色と緑色の釉薬が若干盛り上がっているのがお分かりでしょうか?

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遊びに来た友人に「私にも作って」と言われましたが、タイルカットの大変さから返事を濁してしまいました。。。ふたつと同じ六角形のテーブルが無いのは確実。絵付けは楽しいけれど、また4時間もかけてヤスリがけするのはもうイヤ、というのが本音です(笑)<KY>

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