オランダのスーパー

日本はまだまだ暑い日々が続いていると思いますが、オランダはすっかり秋の風が吹いていて、太陽が出ていないとかなり寒く感じる日も多くなって来ました。日も急に短くなって、冬がもうそこまで来ていると感じています。

さて、今回はオランダのスーパーについて書きたいと思います。

外国のスーパーって楽しくないですか?皆さんも海外旅行に行くとお土産などをスーパーで買うこともあると思います。

スーパーってその国の特徴がすごく出ていますよね?

そこで日本にはないオランダの食文化を今回はご紹介したいと思います。

オランダは酪農王国なので、乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)はとにかく売り場面積が広すぎて一枚の写真には収まりきらないので今回は割愛します。多分皆さんも想像がつくと思うので。。。

まず最初はピクルス売り場から。

発酵食品で体にも良いので、肉や魚の付け合わせにこちらでは良く食べられています。

日本の漬物的な扱いですね。

中身はほぼほぼきゅうりの大小です。大きさ、切り方とかが違うだけでざっと見てもきゅうりが大半です。日本のピクルスは色々な野菜を入れて色とりどりで売ってたり作ったりしますよね。でもこちらでは大体緑色。。。

色々なメーカーのものを試した結果、私の好みはフランスの某有名メーカーのものでした。(オランダのものは結構甘めの味付けが多い気がします=あくまでも個人比。)

お酒のつまみなど、そのまま食べるのももちろん美味しいですが、チャーハンやオムレツ、ポテサラとかに刻んで入れるといいアクセントになって美味しいです。

何気に困った時のお助けアイテム的な役割で、我が家の冷蔵庫には常備してあります。

続いてはパンに塗る、乗せる系のペーストやふりかけ?です。

これを最初に見た時には衝撃を受けました。朝食用だとは思いますが、私にはお菓子にしか見えませんでした。ヌテラのようなペースト状のものは日本でも馴染みがありますが、フレーク状のものは初めて見ました。

食べ方ですが、焼き立てほかほかのパンにバターを塗って、その上にふりかけると良い感じにフレークが溶けてパンに定着します。(一度国内のホテルの朝食ビュッフェに当然のように置いてあったので試してみた)カラフルなフレークとかは子供が喜びそうですが、なかなかの広さの陳列棚、オランダ人は大人から子供までみんな甘いものが大好きなんですね。しかもこれをふりかけるためにはバターも塗らないといけないのでハイカロリー確定ですね。。。

ちょっと違うかもしれませんが、日本のご飯用のふりかけもたくさんの種類があるし、それと同じと思うことにしています。。。

さて、最後はリコリスドロップ・グミコーナー。

こちらも相当な広さの売り場面積です!!

この怪しい黒光りしたグミのようなドロップ、ご存知の方も多いと思いますが、お世辞にも美味しいとは言い難い味です。スペイン時代からこの存在と味は知っていましたが、オランダでの普及率が半端ないです。というのもコレ、オランダ発祥でした。

リコリスとはハーブの一種で、ヨーロッパでは昔から体に良いとされて漢方のように親しまれていたそうです。北欧発祥なのかと思っていたらオランダ原産だったとは!

オランダではドロップといえばこの黒々としたリコリスキャンディのことを指します。以前、私が間違えてオランダ語の「dorp=村」を英語の「drop」と間違えて書いた時、オランダ人に「これだとリコリスになっちゃうね」と言われて頭が「???」となりました。「日本にもあるでしょ?リコリス。」と言われて全否定してしまったけど、もしかしたらあるのかも?

そして、なんと日本のドロップの語源はこのオランダのドロップから来ているらしいです。知らなかったーーー!!

私だったらドロップといえば缶カラに入ったサクマドロップスを連想してしまうけど(昭和の発想…)日本人だったら少なくともカラフルなキャンディを想像しますよね?オランダ人は真っ黒なグミみたいなグニョっとしたドロップを想像するんだ、と思うとカルチャーの違いって本当に面白いです。

この前レストランで会計時にドロップをもらったので久しぶりに食べてみましたが、やっぱりタイヤの味。。。(タイヤは食べたことないけど、こちらもあくまでも個人比、個人の感想)

食後に食べるものではない気がしました。正直、また別で口直しの何かが欲しくなるお味でした。。。

みなさんも海外に行った際にはぜひ地元のスーパーを覗いてみてくださいね、きっとその国の文化が垣間見れて楽しいと思います!<KY>

(インスタグラムではオランダの日常生活をゆる〜く発信しています)

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