2024年は夏以降忙しくミシンを触らない時期も数ヶ月ありましたが
振り返ってみるとそれなりに作っていました。
少しずつ型紙を作っていき、数時間ある時に布をカットし、半日ある時にミシンという感じですが
ミシンは数着分溜めて一気に縫うことが多いです。
Tシャツは2、3時間、前開きジッパーのパンツとかは2日くらいで縫います。
型紙はPCのベクター系ソフトで作っています。木工の設計図も、タイルのデザインもこれ。
近頃は布モノもタイルと同じように「試作」の割合が多くなってきました。
また一度作ったものに手を入れるリメイクやお直しも増えてきました。
[冬の部屋着とトレーナー]
パジャマを作るつもりでしたが、出来てみたら生地が厚すぎて寝返りがしづらい…
それに厚地の割に暖かくない。なので部屋着です。(左)
首は寝る時に苦しくないよう重ね衿にしました。
衿は別の余り布で試作し、サイズなど調整後に本番用で制作。
それもあって首周りは良い感じですが、やっぱり着づらくてほとんど着ていません、この生地は上着向きでした。
このパジャマもとい部屋着を少しアレンジしてトレーナー(右)を作りました。衿の重なりを多くしています。
私にとってラウンドネックのトレーナーは着ていて暑いか、逆に首元が寒いかのどちらかなので
完全に冬用と割り切って衿高のトレーナーにしました。
こちらは普段着に良く着ています。
[ベスト]
春秋はベストを愛用しています。袖が無いと粘土作業もしやすいですよね。
愛用のベストが古くなってきたので、ダメになる前に作れるか研究。
例によって自己流の型紙で作りましたが、袖がないので特に問題なく完成。
試作なので生地とジッパーの色が合っていませんが、作業用だし問題なし。
ポケットはお出かけ用だと手を入れやすいよう斜めに作るのですが
これは自宅作業用だから物入れと割り切ります。
スマホが入るサイズで、クリップなどがこぼれないのも大事。
ムーミン生地でもベストを制作。
自分用ではないため型紙も別に作りました。腰回りが暖かいよう丈も長め。
布が柔らかいので、袖口とポケット口は縁取りテープで補強。
こちらのポケットは手を入れるかもしれないので少し斜めに。
より寒い時期にも着れるベストが欲しくて作ったフード付きベスト。
上の2つは裏地無しでしたが、こちらはフリースの裏地をつけました。
生地が二重で厚くなるため型紙も少し大きく手直し。
でも完成した頃には本格的な冬が来て、袖がないと寒すぎてまだ着れていません…
[重ね衿のTシャツ]
最初のパジャマ・トレーナーとは別のタイプの重ね衿です。
Vネックだけど、前中央の縫い目が真ん中になく、着物みたいに重なっているTシャツが作りたくて研究。
写真左から順に作っています。二着めの青までが試作。
衿以外の部分も調整しながら見た目と着心地を改良していきます。
試作と言っても家で着る分には問題なく、普段着ています。
[スキッパー]
去年作った型紙を使い、夏用の薄い生地で制作。
それでも去年の真夏は暑すぎて着れず。初夏に着ました。
写真に青とピンクのモアレが出てしまった…
[レインパンツ]
撥水生地のパンツです。なんとか夏に着れるかも?という薄い生地で制作。
床に置いて撮っているからシワシワだけど、テロンとした生地なのでシワにはなりません。
ウエストはゴムで脇ポケットあり。
ゴムパンツは何かに引っかけて脱げないように、ウエストに紐も入れることにしています。
[タンクトップ]
ブラパッド用のポケット付きタンクトップです。
布の使用量が少ないため、中途半端に余った生地が生かせる!
端切れが消費できて嬉しいです。
ただ体にフィットする感じで作っているので、袖ぐりなどは伸縮するように作らないといけず、
持っているミシンで何でも出来るわけでは無いから難しいです。
縁の処理やフィット感、布の種類などまだ研究試作中。
[ドレープTシャツ 没作品]
前襟がドレープになっているTシャツを作りたくて何点か試作しましたが、思った感じにできずボツにしました。
茶色い方は綺麗にドレープが出たけど、着ると衿の内側の縫い代が表から見えてしまう。
それで内側が見えても良いように、衿に見返しをつけたのがグレーの方だけど
今度はモソモソして、ドレープも綺麗に出ませんでした。
こういうタイプは生地の選定が大事ですね。もっとしっかり考えないとダメなようです。
ドレープシャツは実際は3枚作ったのだけど、すでに1枚は上の黄緑のタンクトップに変身済み。
この2枚も潰して他のものを作ります…
[夏の羽織]
同じ生地のため分かりにくいですが写真では2着重なっています。
手前が今回作ったモノで、以前と比べて丈を少し長くし、袖を少し太くし、ポケットをつけました。
乗り物の冷房に弱いので夏の羽織は必需品です。
汗や日焼け止めが付くから着るたびに洗うので数が必要。
ボリューム袖のカットソーを着ても良いように袖を太くしました。
ポケットは前身頃の裏側に直接縫い付けるタイプ。
同型の羽織は何枚も作っていてポケットの無いものも作りましたが、やっぱりポケットは必要でした。
本当はもっと何枚も作りたくて生地も買ってあるのですが作る時間がありません…
でもボタンは作りました!
上の写真の羽織は日本の黒土で作りましたが、こちらのボタンはスペインの粘土と釉薬を使っています。
直径は10-12mmくらい。
[ストール風羽織]
上の羽織と同じ目的で、シンプルなレース生地で羽織を作ってみたものの、真夏には暑かったです。
そして秋には寒い… 結局去年は1回しか着れませんでした。
今年着る機会がなかったら別のものにリメイクしようかな?
ちなみにポケットはあります。
服を作るようになった理由はいくつかありますが、
一つは「衿が後ろに抜けない服」が欲しかったから。
既製服は着ているうちに衿が後ろに引っ張られて首が締まることが多く、とてもストレスでした。
もちろん私の体型の問題なのですが、これはだいぶ解決できたと思います。
去年は夏が長すぎたので、今年も同じようなら夏用の羽織と薄い生地のパンツを増やしたいです。
でも今年は教室の展覧会があるので、布を触ってる時間はないかも…?<RK>