2019展覧会作品「タイル工房」8

前回まででハウスの外観が完成しました。今回から小物類を紹介します。

今回は1階の小物です。

1階はタイル素地を成形する作業場と焼成スペースです。

水場に使う壁をタイル貼りにします。
本体を倒して、絵付けしたタイルを壁に貼っていきます。

レイアウトはタイルに絵付けする時にあらかたデザインしますが、実際に仮置きして最終的に決めます。
左の3列は貼り終えたところ。
右の6列はこれから貼ります。

タイルを貼り終え、目地を入れました。
四角く空いているところはシンクになります。

シンクや蛇口を取り付けました。蛇口はプラ棒を切ったり削ったりして作っています。
バケツは型取りして樹脂粘土で作りましたが、歪んでしまって失敗…
でも奥まって見えないのでこのまま使いました。

窯は製作中の写真が全く無く、完成写真のみです…

耐熱を考えてシンク横、タイル壁の前に置きます。もちろんこのミニチュアは発熱しません。
よく見えませんが、電気コードとコンセントも作りました。

教室の窯は上開きですが、ミニチュアハウスだと覗き込むのが難しいため横開きにしました。
開くと中が見えます。蓋を固定するレバーはプラ板削り出しです。

「窯出し途中」のシーンです。棚板と支柱は下の段へ。完成したタイルは天板へ。
タイル工房にしては小さな窯ですが、ハウスの大きさとの兼ね合いで、これが限界。
焼成室内径は30mm角です。

熱線も針金を巻いて作りました。内壁は石粉粘土で針金が収まるように削っています。
躯体は主に木材、L字支柱はL字のプラ棒から作っています。

中央の作業テーブルでは粘土からタイルを切り出す作業中。
テーブル下には板を渡して物を置けるようにしています。

上から見たところ。
生徒さんにはお馴染みですが、教室で使っているグレーの粘土は焼くと白くなります。

こちらはテーブルの製作中。
右の脚部分は底側から見たところです。
ハウスに合わせて六角形のテーブルにしました。

テーブルに合わせて椅子も作成。
最初に紹介した壁のタイルもそうですが、今回のハウスでは青をポイント色にしています。
ドアや窓枠なども同様です。

こちらは材料などを置く棚。棚板は抜き差しできます。
上から3弾は絵付け前のタイル。
中央はこれから窯に入れるタイル。スノコで段を作って、乾くようにしています。
その下はスノコ置き場。
最下段に粘土などを置きました。

上から見たところ。いろんな形のタイルを作りました。

中央部分のアップ。
焼成待ちのタイルです。絵付け済みのタイルは12.5mm角です。

次回は2階の小物を紹介します。<RK>

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