2022展覧会作品「オレンジの前庭」2

2022年の教室展覧会に出したミニチュア作品をご紹介する2回目です。
前回はこちら

作品のテーマはクリスマス、ならば電飾はマストですよね。
電気コードを通すスペースを考えて設計し
コードを入れ込みながら組み立てるため
作る順番も決めないといけません、ややこしいです。

ドアの裏側の壁です。
コードの先端に電球がついていて、壁の穴から表側に電球部分のみ出し
その上に外灯カバーを貼り付けます。

コードの左右に引いてある線は、ここまで壁が来る印。
コードがはみ出さないよう接着します。
マスキングテープは接着剤が乾いたら剥がします。

壁の最下部にあるネズミの出入り口のような穴は
表側から見るとこうなります。
ドアの下、無着色のこの部分は追々階段ポーチで隠れます。

その階段ポーチの土台。
基本木材ですが、カーブ部分は厚紙で作りました。(白い部分)

裏返すとこうなっています。(厚紙を貼る前)
右端の広いスペースに電池ボックスを入れます。
他、電気コードが通るよう工夫してあります。

カーブ部分は厚紙の上にタイルを貼るため
厚紙が凹まないよう、木材で部分的に支えを作っています。

階段ポーチ設計図。
3ヶ所ある両矢印が、電気コードが通るところです。
ポーチの右側面は右側の壁に接着します。
設計図は「壁・空間・壁」となっていますね、
この空間に電気コードを通します。

階段ポーチ側面図、正面図、断面図。
電池ケースは壁側に穴を開け、外から取り出せる仕組み。

階段ポーチに貼るタイルを作っているところ。
焼く前のタイル(つまり粘土)なので、汚れ防止にポーチにラップをかけています。
タイルをヤスリ掛けして調整しています。

こちらはポーチ側面に貼るタイルの枚数を出すための図。
表面に貼るタイルも同様の図を作り、必要な枚数を数えています。
ミニチュアサイズはちょっとしたことで壊れてしまうので
必要数よりも数枚多めに作ります。

ここからは別の作業。
ドアに向かって左側の壁を作ります。

まず欄干部分から。
絶対的なサイズがすでに決まっているため、
気持ち大きく作り、ヤスリをかけてピッタリ入るようにします。

一つオリジナルを作り、これを型取りして複製します。

複製したもの。
石粉粘土を使っています。
石粉粘土は石膏や漆喰のような雰囲気に出来上がるのですが
角がうまく出ず、かなり苦労しました。

一つずつヤスリがけしたあと、合体させているところ。
この後また乾かしてヤスリがけします。
陶土で作り直した方が良いか、何度か検討しましたが
なんとか石粉粘土で完成までこぎつけました。

欄干の下の壁に貼るタイルを製作。
庭側、外側(道路側)の両側にタイルを貼ります。
これは庭側のタイル、焼成前。

焼成後。
壁の前に植物を置く予定なので、あえて地味に。

こちらは外側(道路側)に貼るタイル。
道行く人の目に触れる設定なので華やかにします。
以前もご紹介しましたが、ミニチュアタイル画を描くときは
ズレ防止のため、大きいタイルで周囲を固定して描いています。

焼き上がって壁に貼ったところ。
壁はタイルなど貼ってから、ハウスに組み立てていきます。
この後目地も入れます。

門扉はこの1枚しか製作写真がありませんでした…
着色しているところ。

それから門のカンヌキ。
これはプラ棒、プラ板、プラモデル用パーツなどから作っています。
一番長い棒が30mmくらい。

壁の底には溝を掘り、階段ポーチから門柱へに電気コードを通します。
左手前の茶色い門柱は、最上部まで穴を貫通させています。

門の上部はボックス型にしてあり、柱の穴を通って出てきたコードを
中央の電球へ繋ぎます。

こちらが完成。
電気コードは電池ボックスから50cmくらい旅をして
門扉の外灯にたどり着きました。

欄干は表面に模様を彫りました。
毎回そうですが、苦労した部分って全然目立たないんですよね…

次回に続きます。<RK>

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