初めての作品

誰にでも“初めて”ということはつきもので・・・我々講師ももちろん、最初から“バッチリ上手に絵付けができる”なんてことはなかったと思います(少なくとも私は・・・)。

数年前、初めて自分でマヨルカタイルの作品を描いた時、ドキドキワクワクしたのを今でも覚えていますが、その時は「上手に綺麗な作品を作ろう」と思うより(というか、そんな余裕はなかったのかもしれないが)とにかく、自分の手でタイルの作品を作れるという楽しさや喜びの気持ちで一生懸命筆をはしらせていたような気がします。

あれから数年、最近は“見本”となるべく作品作りが中心になり、プレッシャーからか、なかなか“楽しむ”余裕がなくなっている自分がいるのですが、「初心忘るべからず」。いつでも新鮮な気持ちでタイル絵付けに向き合っていたいな、と思っています。そして皆さんにも、いつでもワクワクした気持ちで絵付けをしていただけるようなお手伝いをしていきたいと思います。

今日は、恥ずかしながら、初心を振り返り(?)私の初めての作品を紹介しますので、見てやって下さいね。 当時スペインで絵付けを学びたく、マドリッドでホームステイしながら学校を探していた頃、バレンシア教室のことを知り、「ここだー!」と思いすぐに飛んで行きました。あの頃は若かったなあ~ 。

表札が記念すべき1枚目の作品。スペイン語で“入口”を意味します。今思えばどうしてこの文字にしたのやら・・・。あと2枚はそれからしばらくして描いたもの。いかにもスペインらしいモチーフ・・・。

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上手い下手はさておき、心を込めて作った自分だけの作品というのは愛着が湧くものです。これからは、皆さんにも“思い出に残る作品”“大切な作品”を一つでも多く作っていってもらえたらな、と思います。<MK>

スペインタイルアート工房HP

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