オビエド(その2)

少し間があいてしまいましたが、今回はスペイン北部の街、オビエドの文化や観光スポットなどを紹介したいと思います。前回はボリューム満点な名物料理をご紹介しましたが、満腹になった後は世界遺産観光で腹ごなしをしましょう。オビエドには2つの世界遺産の教会があるのです。
市内からバスに乗ること20分。小高い山の上に建つのがひとつ目の世界遺産、サンタマリア・デ・ナランコ教会です。
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9世紀に建てられたネオロマネスク様式の教会で、ロマネスク様式のきっかけとなった最初の建物なので、こう呼ばれています。下車したバス停から徒歩で山を登ること約5分。頂にひっそりと佇んでいます。元々は夏の離宮として建てられたそうです。
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確かにここからの景色は最高!オビエドの街全体を見下ろすことができます。そしてふたつ目の世界遺産はここから更に5分ほど山を登ったところにあります。サンミゲル・デ・リーリョ教会です。
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こちらもネオロマネスク建築で、ナランコ教会よりもさらに古い時代に建てられたそうです。内部の見学はガイド付きでふたつの教会がセットになっていました。内部のフレスコ画などはかなり年期が入っており、長い歴史の中でよく保存されているな、と感心してしまいました。(内部撮影は禁止。)
さて、世界遺産観光を終えたら次は街歩きですね。
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カテドラルはさくっと通り過ぎ、私は初めての街で必ず訪れる場所があります。それは中央市場です。規模の大小はありますが、どの街にもだいたい市場はあります。市場に行くと、その街の特産品、物価、人々の性格、生活習慣まで垣間見られてすごく面白い場所なのです。ここでアストゥリアス地方ならではの、面白い自販機を発見しました。
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なんと、本日絞りたての牛乳販売機。こんなの見たことないです!さすが酪農王国アストゥリアス。地元で育てた牛ならではの超新鮮な牛乳ですね。ボトル付きで1ℓ1ユーロ。激安です…。その他、お肉屋さん、魚屋さんなど、どこも活気に満ちあふれています。
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一見恐そうな仏頂面の店員さんも、実はとっても親切でやさしいんです。これも直接面と向かって買い物をすることでわかってくるオビエドの人々の性格の特徴なんですね。おっと、市場に行く時は、午前中(〜14時)に行くことをオススメしておきます。夕方行っても半分以上の店は閉まってしまいますのでご注意を!市場前の広場には素敵なレストランがたくさんありましたよ。
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以上オビエドの見どころのご紹介でした。<KY>

スペインタイルアート工房HP

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