庭園美術館「森と芸術」展

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東京都庭園美術館で開催中の「森と芸術」展にいきました。

風景画ばかりでなく、神話やファンタジー、絵本、シュールレアリスムから写真、オブジェまで、森を主題にしたたくさんの作品たちが並んでいました。
これらを次々と見ていると、自分が未知の森に迷い込んだような感覚になってきて不思議な気分でした。
とはいえ植物や自然が描き込まれている作品ばかりが続く事に、違和感も感じました。街の絵とか静物画とか肖像画とかが無いですからね。ちょっと変わった展覧会かもしれません。

「森」ってなんとなく怖いイメージがありませんか? 人間の手出しを拒む神秘の部分があるような。そんな身近なわりに未知の部分が多いところが魅力的なんですけどね。
この展覧会を見ていて、子供のころ絵本や物語から刺激を受けて、荒唐無稽な空想ばかりするのが好きだったな、ということを思い出しました。やっぱり現実世界とは違う力が森の中にはあるみたいです。

展覧会を見たあと、もちろん庭園も散歩しました。しばらくぶりに大木を見たり、芝生の上を歩いきました。震災後は家に引きこもっていることが多かったので、木々の湿気やにおいも懐かしくて気持ちよかったです。

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紫陽花はちょうど色づきはじめたところでした。ほんのりついた薄青が初々しいです。今年の梅雨入りは早かったので日照不足がちょっと心配ですが。
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森と芸術展は7月3日まで。
庭園美術館は今年の11月から改修工事に入るそうですよ。<RK>

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